プロフィール



はじめまして。

南条 カツミです。

突然ですが、、、

2017年7月、、、僕は、死のうとしていました。

理由は、、、見た目容姿が、、、恐ろしく、、、老けてしまったからです、、、

それなりに若く見えていた見た目容姿が、、、

想像を絶するくらいに、老けてしまったからです、、、


そうして、、、僕は、命を断つ決意を決めて、、、この世を去ろうとしました。

どんなに頑張っても、なかなか見た目容姿が若返ってくれない自分に、、、見切りをつけて、、、

死ぬ、、、と言う、、、ギリギリのところまで、いってしまいました、、、

“老い”、、、と言う、とてつもなく恐ろしい人体の自然の摂理、、、

そんな悲劇に襲われて、、、命を奪われる寸前まで、いきました。



でも、アンチエイジング、、、と言う言葉と、見た目容姿を若くできる、、、その概念、、、そして、、、

その未知なる”力”によって、、、僕の命は、救われました、、、


今、現在、、、2023年9月2日現在、、、僕は、生きています。

生きる事ができていて、今現在、、、僕は、命を失わずに、生きています。



改めまして。

南條 カツミと申します。

そして、いきなり、冒頭から、暗い話をしてしまい、、、

大変申し訳ありませんでした。



ただ、冒頭に記述した文章の内容、、、

正真正銘、、、まぎれもない事実です。


実は、、、

僕は、、、37歳にして、、、

10年間もの長い期間、愛し、愛された、最愛の婚約者を、、、

結婚、直前にして、、、

他の男に、奪われました、、、

身も心もです。


結婚と言うゴールまで、本当に、、、本当に、、、あと一歩、、、と言う、瞬間に、、、

最愛なる婚約者を、、、僕は、他の男に奪われました。



その瞬間、、、必死にもがき続けて、やっとの想いで、うまく行きかけた僕の人生は、、、ガラガラガラと、崩れていきました、、、


その後、様々な出来事が起こったのですが、、、

見た目容姿が、どんどんと老けていってしまい、、、

その、約一年半後、、、

僕は、死を決意することになりました。

死の直前まで、、、僕は、歩み寄っていってしまいました。



それらの経緯は、後述しますが、、、

ただ、結果、、、


死の直前までもが、見えてしまった僕の運命を救ってくれたのは、、、アンチエイジング、、、

と言う、”力”

そして、、、”実の姉”、、、です。



僕の命は、”アンチエイジング”と”実の姉”によって、救われました。

そんな様々な過去の過程から、、、


アンチエイジングにより、見た目容姿を若くする、、、

それが、どれだけ、人を助け、、、救い、、、

そして、幸せにするのか、、、

アンチエイジングの素晴らしさ、、、

その未知なる”力”を、あなたに伝えたくて、この文章を記述しています。


もちろん、このブログは、自殺サイトや死をテーマにして深く語る、、、みたいなブログでは当然なく、、、

そんな死の窮地から、どうやって僕が若返りを果たして、、、

そして、どうやって復活をしたのか。

そして、どのようにすれば、読者さんが、僕と同じように若返ることができるのか、、、


そんな想いから、、、

その時の経緯や得た技術を、こと詳細に記しあげたブログになります。


あなたの若返り、、、いわゆる、、、アンチエイジング力を大きく引き上げる、、、


そのために、2年半と言う、とてつもなく長い時間をかけて、創り上げた作品になっています。




かなり長いプロフィールにはなりますが、最愛の彼女とのラブストーリーも合わせて、僕の自己紹介をしていきたいと想います。




僕のそんな過去のエピソード、、、

真剣に、、、真剣に、、、記述していきます。

本物のアンチエイジングの効果、、、力、、、

あなたの心に、、、届く事を、願っています。



また、ストーリー風に描いているため、語尾が”フランク”な箇所がございます。

そちらは、ご了承くださいませ。

2023 9/2 南條 カツミ




会社を辞職して、大きく羽ばたく!!



3年近く働いた会社、、、無念の退職、、、



2005年 4月

当時、僕は、いわゆる”ブラック企業”、、、と、呼ばれる、とある会社に就職しており、、、

営業マンとして、従事していました。


毎日、残酷とも言える、悲しい現実、、、

それらに、ぶち当たる瞬間が多々ある中で、、、

幸せな時間、、、と、呼べる瞬間もたくさんあり、、、素晴らしい仲間との出会いもあったおかげで、なんとか、生活を営んでいました。


ただ、今現在、振り返ると、やはり、地獄、、、

決して、当時のあの頃には、戻りたくない、、、

そのような、、、非常に、非常に、苦しい生活、、、を、過ごしていました。


最低でも、3年間、、、と言う、次なる転職のための”職歴”、、、を得るために、必死に歯を食いしばって、食らいつくも、、、

2年9か月、、、と言う、あと一歩、、、と言う段階で、”退職”する事になりました。

理由は、”過酷”すぎたためです。

精神的にも、肉体的にも、病んでいた当時の僕は、、、

少しの期間、、、休養を取る事にしました。


しばらく、働かずに、1人きりで暮らしていたアパートの中で、、、

心身共に休養を取って、回復を目指しました。

時間の経過と共に、、、精神、肉体、共に、回復した事もあり、、、捨てきれなかった、、、

会社の社長になる!っと言う、夢を追いかけて、、、

アルバイトながら、再度、営業職に近い仕事を始めました。


その動きが、、、僕の生活を、一変させる事になります。



地獄のWワークに突入!!




僕は、当時、昼職、9時〜18時で、テレフォンアポインターの仕事に就きました。

一か月ほどが、経った頃、、、営業所の所長から、、、

「バイトのままでいいから、他のアルバイトをまとめるリーダーにならないか、、、?」と、お誘いを受けて、、、

僕は、アルバイト社員と言う、、、ちょっと不思議な業務形態で、、、テレフォンアポインターのみんなをまとめるリーダーポジションにつきました。

もちろん、お給料は、、、少し、上乗せ、、、


ただ、それは、さておき、、、それと、ほぼ同時期、、、



昼間働いていた僕、、、夜は、、、

ある事をきっかけに、”ホスト”になりました。

“ホスト”って、、、あの、”zoom”とかの、管理者、、、とかの、”ホスト”とかではなく、、、

東京は”歌舞伎町”とかに、よく出没する、、、

あの、髪の毛、マッキンキンで、異常なまでに、髪をおっ立ててる、、、あの、、、”ホスト”です。


お店の場所は、、、もちろん、”歌舞伎町”、、、

何が、”もちろん”、なのかは、分かりませんが、、、


ただ、何はともあれ、当時、僕は、昼間はテレアポで働きながら、夜は、”ホスト”になりました。


簡単に、なにゆえ、そうなったのか、、、を話すと、、、

新宿の目医者さんに、ワンデーコンタクトを買いに行った帰宅途中に、、、

路上で、スカウトされたからです。

昼職で、テレアポをしていた僕は、、、

収入を増やすために、掛け持ちの仕事を探していました。


なので、まさに、打ってつけのタイミングっ!で、夢ある仕事が、またまた、僕に、舞い込んできました。



いや、マジ、、、やるしかねぇ!

憧れだったし、、、収入増えるし、、、

なんせ、、、ちょいと、、、かっこよくね、、、?


即決で、判断をした僕は、、、

昼は、テレフォンアポインター、、、

夜は、ホストで、歌舞伎町、、、

いつ寝るの、、、?

と言う、、、2日に一回しか寝れないWワークの生活をしていました。



はっきり言ってっ!

マジで、しんどかったです。

まー、もちろん、それは、当たり前の話で、

月曜 8時〜20時 テレアポ → 夜 歌舞伎町に直行→22時〜翌朝6時まで、お店で接客 もちろん、酔ってる

→の、まま、火曜の朝、8時、、、テレアポ出勤、、、20時 終了、、、

ただし、火曜は、ホストは、休み、、、

ここで、寝ないと、それはそれで、真面目に死んでしまいます、、、


だから、火曜は、昼職終わったら、帰宅して、、、速攻で、お風呂入って、すぐ就寝、、、


けど、水曜、朝8時にテレアポに出勤、、、

で、20時にテレアポ終わったら、、、

22時には、歌舞伎町で、ホスト開始、、、

で、朝、6時まで、接客、、、

で、そのまま、木曜 朝8時には、テレアポ開始、、、

で、木曜は、ホストは休みだけど、金曜は、また、朝から翌朝まで、一睡もできず、、、

・・・


そんな、過酷な日常を、過ごしていました。

今、考えると、良くやってなっ!と、想えるほどです、、、



ただ、不思議と肉体的な疲れは、あまり感じず、、、なんなら、逆に、ナチュラルハイッ!

に、より、逆に、元気!

そして、大変だったけど、すっげー楽しい!

充実感もある。

お金も、なかなかの稼ぎ、、、

そして、昼職で、チヤホヤ、キャーキャーされる、、、

と、思いきやっ、、、

どしたん、、、?自分、、、?

ぐらいの反応、、、

それは、まー、いいとしても、、、


ただ、そんなこんなで、自分的には、そんな夢のように楽しい毎日を、当時、過ごしていました。

昼職は、昼職で、順調に成果を上げていた事もあったので、、、



生きがいあり過ぎ!っと、想いきやっ!、、、速攻!ピンチッ!、、、





ただし、そんな楽しい生活が続く中、、、3カ月ほどもすると、ある問題にぶち当たります。

それは、、、

昼職は、あいも変わらず、いたって順調、、、会社にも、ホストやってる事は、しっかり、伝えていて、、、

遅刻さえしなければ、それでも、オマエにリーダーでいて欲しい、、、と、言われるぐらいの順調さ、、、

でしたが、、、



夜のホスト、、、



“べしゃり”が、立たなさすぎて、ぜんっぜんっ!

モテない!

だから、指名も、取れない、、、

よって、もちろん、売上も上がらない、、、

と、言う、、、悲しいような、、、

情けないような、、、

そんな状況に追い込まれます。



そして、その頃、、、めちゃくちゃおっかない、トップホストに、言われた一言、、、

「お前、、、まあまあ、、、やばいでっ、、、」



売り上げあがらんホストは、ただのクズ、、、


そう、、、まぎれもなく、僕は、”大ピンチ”でした、、、


そんなセリフを、お店を牛耳る”トップホスト”に、告知されてしまった僕は、、、

そのセリフにより、、、

“運命の女性”、、、と、出会う事に、なります。

そう、、、僕が、その後、10年間、、、

めちゃくちゃ愛し、、、そして、、、めちゃくちゃ愛される、、、”史上最強の愛”で、愛し合う事になる、、、”僕の婚約者”との出会いです。



そして、、、出会い、、、



プレッシャー、、、

なんて言葉では、表現できないほど、、、

そんな”言葉の範囲”は、、、

余裕でぶち抜いてしまっているほどに、、、

僕は、焦っていました、、、


と言うか、、、もはや、、、恐怖、、、

いや、超!超!超!超!超!恐怖、、、

でした。


そんなとてつもなく、苦しい想いの夜のホスト、、、

僕は、尋常じゃないくらいのテンションで、夜の歌舞伎町の街中で、”キャッチ”をしました。

(当時は、まだ、法律も厳しくなく、合法でした。)


分かる人には、分かると想いますが、、、

歌舞伎町入り口の角、、、ドンキー付近!

での、出来事、、、

サササーーーッ!

っと、早足で、歌舞伎方面から、駅に向かって歩いていく、若くて、かわいい女性を、僕は見つけました。

ウォッシャー!ぜったいに、お店に連れてくっ!!

迷う事なく、僕は、、、”その女性”に、声をかけました。


お姉さんっ!そんなに早足で、もうお帰りっ!?見たいテレビ番組でもあるの?笑

女性 ないっ!私、帰るところっ!

まーまー、そんなに、焦らないw

どこ帰り、、、?

女性 ゲーセン!って何?ホスト、、、?


警戒心の強い、歌舞伎町を歩く女性の5人に4人は、返事もしてくれない事が大半だが、、、

この女性は、割と喋ってくれて、会話になった、、、

謎に勢いづいた僕は、そのまま早足で歩く彼女に必死についていき、、、トークだけは続けて、なんとかお店に誘う、、、

っが、、、

ただ、これまた、分かる人には分かる、、、

西武新宿駅の入り口付近、、、

まで、ついていくと、さすがに、彼女も怒り出す、、、


女性 ねぇ!どこまで付いてくるのっ!私、絶っっっ対にっ!ホストクラブなんて行かないっっっ!



あ〜、こりゃ〜、無理だな、、、

俺、、、マジ、やばいのに、、、


でも、彼女には、そんな事、関係ないか、、、

でも、かわいいな、、、ちくしょー、、、

なんとか、仲良くなれないかな、、、?


そう想った僕は、、、

作戦変更、、、


わかった!じゃあ、もう、二度と、お店には誘わないっ!約束する!

だからさっ!今度、遊び行こうよっ!俺、日曜は休みだからさっ!

っで、、、一度、ふつーに遊んでみて、、、あ、俺、カツミっ!、、、カツミ君ねっ!

で、カツミ君!ちょっと、楽しいなっ!これは、ひょっとすると、、、なかなかいいかもなっ!って、もし、想うようだったら、、、

その時は、マジでっ、、、!

仲良くなろうよっ!



え、、、?

彼女の表情が、一変した。

そして、少し、真剣な顔をした彼女、、、

急に声色が変わって、、、か細い声で、、、

まー、それなら、いいかも、、、


そうして、僕らは、携帯の番号を交換し、、、

(当時は、番号交換が主流。もちろん、LINEなんてアプリは存在しないです。)


その2週間後に、、、僕と彼女は、、、


正式に、付き合う事になった、、、



Wホスト生活、復活!?





その後、、、

必死すぎた僕を、神は見放さなかったのか、、、

あいも変わらず、売上は、さっぱり、上がらなかったのだが、(トークが立たなすぎたもので、、、)

路上キャッチで、お店に女の子を連れていく事で、成果を出せた僕は、、、

なんとか、”クビ”を免れた、、、

同じ時期に入った、僕と同期の新人ホストの大半は辞めていき、、、一握りの仲間だけがお店に残った。

ただ、そうは言っても、”ハコそのもの”は、でかいお店で、トータルでマックス、50人くらいのホスト達が在籍していた。


そんなこんなで、再び、昼は、テレアポリーダー、、、

夜は、歌舞伎町ホスト、、、

と言う、生活を取り戻した僕は、、、

行き往々と、毎日を、楽しく、過ごしていた。



そして、何を隠そう、、、その時の僕には、ちゃんとした”彼女”がいました。

お客さん、、、とかではない、、、正真正銘の”彼女”、、、です。

正式に付き合い始めた僕達は、2週間に一回、イコール、月に2回、、、土曜の夜から、日曜の夜までデートを繰り返しました。


デートにかかるお金は、、、

もちろん、僕持ちっ!

って、当時、現役のホストだった僕が、声を大にしてまで、するような事では決してないのですが、、、

ただ、嘘でもなんでもなく、、、僕は、彼女をお店に誘う事はなかったですし、、、

デート代を、彼女に払ってもらう事も、まったくなかったです。

何かを買ってもらう事も。


あ、ただ、これは、もちろん、、、

お客さんは、別です、、、あしからず、、、

ただ、そんなこんなで、2週間に一回、自腹を切って、、、


軽いスポーツをしたり、ドライブをしたり、出勤前に歌舞伎町で遊んだり、岩盤浴行ったり、、、家で、桃鉄、白熱したり、、、

2週間に一回の土日、、、僕らは、とても楽しく、デートを繰り返しました。

めちゃくちゃ、忙しい僕にとっては、、、マジで、癒しでした。




ホストで、夢は叶うのか?




でも、、、

そんな彼女との時間は、かけがえのない素晴らしい時間でしたが、、、

やっぱり、こんなハチャメチャな生活は、長く続く事は、やはりなく、、、


その後、半年もすると、、、

昼職は、「ホストを辞めて、正社員にならないか?」と、嬉しいお誘いは受けたものの、色々あって、、、辞退。

夜のホストは、やっとこさ、、、”芽”が、出始めた、、、けれども、お店が経営不振、、、

理由は、”法”が、厳しくなり、路上キャッチが禁止に、、、

ゆえに、、、潰れる寸前、、、


初めてっ!

一本、20000円もするシャンパンを、同時に3本頂いて!

3人で、一気に飲み干す、、、

俗に言う、、、シャンパンコール、、、

と言う、世間的には、全く大した事はない、、、僕的な快挙っ!

を、成し遂げるも、、、

最後は、、、使えなさすぎて、、、クビ、、、


2つの仕事を、失った僕は、、、

彼女に、、、

結婚を前提に、、、付き合わないかっ、、、?

っと、結婚を前提とした付き合いを、改めて、申し入れて、、、

将来、幸せな家庭を築けるような、真面目な仕事を探し始めました。

もちろん、彼女も、僕の想いを、、、しっかりと受け止めてくれました。




彼女といよいよ、マジ交際!



二人の出発!


ホストで、売れて、、、めちゃくちゃいい男になって、、、

彼女を幸せにする、、、

スパッと、足を洗ってさっ、、、


と言う、僕的な壮大な夢、、、

は、崩れるどころか、全くをもって、、、

現実味を帯びなかったわけですが、、、

ただ、その後の生活には、、、いつも彼女がそばにいてくれたおかげで、、、

幸せな毎日を過ごせる事ができました。


こんな、どうしょうもない僕、、、

の事を、好きでいてくれて、笑顔でいてくれて、

そして、愛してくれた、、、

もちろん、仕事や就活、人間関係、、、

辛くて、嫌な事もたくさんあったけど、、、

本当に、とっても、とっても、、、幸せだった。


彼女と一緒にいる時間は、マジで、めちゃくちゃ、楽しかった。

とっても幸せな時間を、、、彼女は、僕に、、、与えてくれました。



そうして、ホストクラブと昼職のテレアポリーダーを、辞めた僕は、、、


しばらく、建築現場で働く職人、、、に近い仕事を、就職までの”つなぎ”として、生活を成り立たせていました。

そして、夕方、仕事が終わると、建築現場近くまで、迎えに来てくれる彼女と会い、、、

ゲーセンに行ったり、ラーメンを食べたり、そのまま、花火大会を見に行ったり、、、


そうして、僕は、本来の”会社の社長になる!”と言う夢を実現させるために、、、

営業職を、就職先に探していました。


毎日、一生懸命、昼間は、建築現場で働いて、、、

帰宅後、、、ネットで、就活、、、プロフィールを永遠、PCに向かって書く、、、

そんな毎日を送っていました。

、、、が、、、

全く、決まらず、、、


人生、そんなに甘くない、、、

おまけに、社会も甘くない、、、

そんな世間の荒波を、ことごとく痛感した僕は、、、

それでも、負けずに必死でした。


彼女を幸せにするためには、一生、しっかり、家族を養える仕事が、めちゃ大事、、、

っと、言うのも、もちろん、あったのですが、、、

実は、なにげに、彼女のお母さんに、、、良く想われていなかったのです。

もちろん、理由は、、、元ホスト、、、だったから。

そんないい加減な男と、正式に付き合わせるわけにはいかないわっ!

職人とかじゃなくて、スーツを着たちゃんとした仕事に就くまで、私しゃ、会わないからねっ!

っと、かなりの、、、嫌悪感を、示されていました。


と言う事もあり、、、やはり、必死だったわけです。


しかし、ここでも、頑張る僕を、神は見放さすことはなく、、、

ホストを辞めた当初、、、

髪の毛マッキンキンだった僕も、、、

ついには、黒髪、短髪、、、

夢のIT企業の営業マンに、半年後には、なる事が実現しました。




そうなれば、、、もはやっ、、、

こっちのものっ!


さぁ!さぁ!お会いして頂きましょうか、、、?

ふふふ、、、

と言う事で、彼女のご両親と一緒に食事をする事に、、、

そして、スーツ姿で、黒髪、短髪で現れた僕に、、、

なんと、、、フグのフルコース料理っ!

を、ご馳走してくれました!

失礼のないように、礼儀正しく、、、腰低く、、、と言う

作戦っ!を、実行した僕は、ものの見事に、作戦成功!

彼女のご両親も、とても優しく、僕を気に入ってくれて、受け入れてくれました。



そして、最後に、お父さんに言われたひとこと、、、

もう、娘は、私達の言う事は聞かない、、、

君の言う事しか聞かないんだよ、、、

これからも、、、娘を頼んだよっ、、、


このお父さんの言葉は、本当に嬉しく、、、涙が出るほど嬉しくて、、、この先の将来に向かって、やる気に満ち溢れたことは、今でも覚えています。



二人が過ごす時間とは、、、?




そうして、、、僕達は、、、ご両親、公認の仲、、、になり、、、

その、半年後には、同棲を始めて、僕は、日々、仕事に奮闘、、、

彼女を幸せにするために、毎日、必死に営業に取り組みました。

ただ、やはり、毎日は過酷でした。

同期の中では、成績は悪い方ではなかったですが、、、

言うても、ほいほい契約が上がるわけでもなく、、、

やはりっ!極度のプレッシャー、、、に、追い込まれます。

鬱(うつ)になるくらいに、、、

でも、そんな僕の状態を救ってくれたのは、、、やっぱり、彼女でした。

ある年の冬、、、年末、、、

彼女 ねぇ〜、年末って休みでしょ?いつから?

僕 年末は休みだよ!27日ぐらいからかな!

やった〜!

29日ねっ!新幹線のチケット取ったの〜!

し、新幹線、、、?

どっか行くの、、、?

うん!大阪、、、!

一泊二日だよっ!

ねぇ!USJの1日フリーパスもついてて、すっごい綺麗なホテルにも泊まれて、一人20000円だよ!

代理店の人が、こんなに安いパックはないって!

あ、ホテルは、食事はついてないんだけどねっ。

はいっ!じゃあ、チケット!

え?って、、、俺と、、、?

っあったりまえでしょうがぁ〜!他に、誰がいるって言うのよぉ〜!!

いや、まー、そうなんだけど、、、まだ、行くなんて言ってないんだけど、、、

休みでしょ!?

う、うん。

はい、じゃあ、もう、決まりっ!

もう、チケット買っちゃったから行くのっ!

朝、早いからねっ!


とか、なんとか言われながら、、、気がついたら、彼女に20000円を払って、気がついたら、、、

大阪にいた僕、、、

もちろん、USJでも、ホテルでも、夜に難波で食べた屋台のたこ焼き屋でも、、、大はしゃぎしたのは、言うまでもないです。


他にも、、、

僕の誕生日を始めて祝ってくれた時の彼女、、、

一人5000円もする高級鳥料理屋さんを予約してくれました。

毎日、頑張ったお給料を、振り絞ってくれて、、、

未知なる世界に、ドギマギする二人、、、

おもむろに緊張した二人が到着したのは、、、

いかにも、、、高級和食店、、、ししおどし、、、カッポーンッ!的な、、、

二人、ガッチガチで店に入り、リザーブ席について、、、出て来た料理は、、、

豪華、、、新鮮、、、最高級の鶏料理、、、

の、フルコース、、、

前菜、お吸い物から入って、、、お刺身(当時は、まだ、生で食べれました)、焼き物、メイン、鍋、〆の雑炊、、、そして、デザート、、、

が、ふんだんに出て来たわけですが、、、

その中でも、特に、

てまり寿司っ!

と、呼ばれる、、、聞いた事もないお寿司、、、

生の鶏肉を、薄〜くきって、お寿司になってるやつ、、、

彼女が、めちゃくちゃ気に入ってしまって、、、

美味しい〜!おいっしぃぃぃ〜っ!

っと、どっちの誕生日が、全っっっく、、、わからんっ!

感じになった事は、今でも、はっきりと、覚えています。

その後、しばらく、1〜2年くらい、、、

ことあるごとに、、、てまり寿司、、、てまり寿司、、、

と、念仏を唱えるように、、、口ずさむ彼女も、、、覚えています。

でも、二人は、、、

そんな高級料理屋に、自分達のお金で行ったことなどなかったんです。

だから、なんか、すごく、、、

二人、成長して、大人になっていく感じ、、、

そして、これから、もっともっと、楽しくて素敵な事が起きるワクワク感、、、

いや、俺が頑張って、もっともっと、楽しく、幸せな時間を彼女に与えないと、、、

そんな、彼女のバースデー会により、、、僕は、めちゃくちゃやる気に満ち溢れた事は、今でも、覚えています。



僕らは進む!!




もちろん、楽しい時間は、何も、イベントや旅行の時だけではなく、、、

普段、、、日常の毎日が、もはや、旅行テンション、、、

笑いの絶えない、、、楽しい時間でいっぱいでした。

一緒に買い物行く時も、、、近くのゲーセン行ったり、カラオケ行った時も、、、サイゼリア的なお店で外食してても、、、TSUTAYAに映画を借りに行っても、、、そして、家の中でも、、、

近くのスーパーに買い物行って、

狙ってた残り一個のニシン焼きが、いつの間にかに、棚から、誰かに取られて、

俺のニシンがないっ!うぉっ!俺のニシン!

が、、、ないっ!、、、ないっ!

俺の、、、ニシンっ!!

って、騒いでたら、、、別に、カツミのじゃないでしょw、、、って、怒られたり、、、



それとか、川越達也さんって、分かります?

同時、TVとかに良く出てた有名な洋食系のシェフのプロの方がいたんですけど、、、

コメントが、辛口で有名で、、、

一生懸命に、デザート作った食品企画部の人とかに、、、

なんだこれっ!エクレアか、ケーキか、ぜんっぜん!わかんね〜っ!

って言う、決めゼリフ、、、

一時的、微妙に、流行ってましたよね。

その、TV見た翌日、彼女の作った八宝菜を食べて、、、


よぉ〜しっ!川越カツミが、味をみてあげようっ!

ふんふん。

なんだこれっ!

豚か、牛か、わかんねぇ〜!

って言ったら、

それっ、ただの、味オンチでしょw

って、怒られたり、、、



それとか、、、

ねぇっ、、、愛してるって、、、言って、、、

ねぇ!、、、ねぇ!、、、

っとか、かなりしつこく言われた時に、、、

わ、わかったよっ!

あ・・い・・し・・て・・


そっ!

って、言ったら、、、

これまた、笑いながら、怒られたり、、、

まー、そんなこんなで、嬉し楽しく、毎日を、過ごしていたわけです。



そういう楽しい想い出が、どれだけあるだろう、、、

記憶をたどれば、山のようにあるわけです。

語り出したら、キリがない、、、

文字通り、、、永遠に話せます。

そんな毎日の時間が、楽しい空気感で、流れていて、、、

とても幸せでした。



人生最高の神戸旅行




文章にすると、僕らの楽しさがどれくらい伝わるのかが、分かりませんが、、、

何はともあれ、僕達は、楽しく、幸せな時間をたくさん過ごしていました。


そして、そんな幸せな月日は、どんどん流れて、、、

僕は、収入の不安定だった営業マンから、トラックのドライバーに転職、、、

彼女も、勤めていたバイト先で、リーダーに昇格、、、

と、二人の努力の甲斐もあって、やっとこさっとこ、生活も安定してきました。

貯金も、300万くらいできていました。

そして、我を忘れるように、お互い頑張りっ、、、はっ!っと、気がつくと、、、

僕は、37歳、、、彼女は、、、26歳になっていました、、、



やはり、、、

そうなってくると、、、

残る道は、ただ、ひとつ、、、

プロポーズッ!

からのっ!

結婚っ!

です。

それっきゃ、ありません。

生活も、きちんとしたし、蓄えもできたし、、、

そして、、、将来も、、、見えてきたし、、、

そして、これまた、ある年の冬、、、

めずらしく、僕から、、、

ゴクッ、、、

こ、今年のクリスマスイブは、、、こ、神戸に、、、旅行に行かないかい、、、?

と、彼女を誘いました。

とりあえず、なぜ、、、神戸か、、、

と言う事を、説明しますと、、、

それは、色々、調べると、、、

夜景の綺麗なレストランが、神戸には多いっ!

と言う結論に、僕は達したからです。

ただし、彼女には、僕の壮大な内なる作戦が含んでいる事は、まだ、内緒、、、

彼女は、キョトン、、、として、、、

いいよっ!神戸で!

と答えたかと想いきやっ、すぐさま、

ねぇ!ねぇ!神戸って何があるかなぁ!

神戸牛!?あと、大阪にも近いっ!?行けるっ!?

なら、また、大阪、行きたぁ〜いっ!

楽しみぃ〜!

っと、何も知らずに、ノリノリでした。


そうして、僕らは、車で、7時間ほどかけて、まずは、大阪市内を楽しみ、、、一泊、、、

2日目は、、、青き2人が訪れた、、、USJ、、、

を、再び、めちゃくちゃ楽しみ、、、


そして、その後、いざ、、、

神戸に、たどり着きました。

初めての、ホテルマンの出現、、、そして、これまた初めて、部屋まで、荷物を運んでもらって、、、

チップ渡すのかい?、、、とかで、わいの!わいの!

そして、、、部屋で、一息、落ち着いてから、、、


ゴクッ!

けっ、けっこう、近くのホテルで、レッレストラン予約してるんだっ!

美味しいお店だぞぉ〜!!

ほんとぉ〜!いく!いく!

楽しみぃ〜!

僕と、彼女は、そうして高層ビルがそびえ立つ、ひとつのビルに到着して、

最上階まで、エレベーターで登った。

50席くらいあっただろうか。

その日は、24日のクリスマスイブ、、、だった事もあり、、、

ほぼほぼ、すべてが、カップルだった。

夜景の綺麗な最高級レストラン、、、

クリスマスイブ、、、

そして、事前に調べた情報通りの高級フランス料理、、、

めちゃくちゃ美味しい、前菜、スープ、カルパッチョ、白身魚のソテー、肉料理、メインディッシュ、デザート、、、

すべてを食べ終わって、ご満悦の彼女に、僕は、切り出した、、、



結婚しよう、、、



彼女は、、、涙を流しながら、、、首を縦に振ってくれた、、、

そうして、、、ここまで来る道のりは長かったが、、、僕らは、ついにっ!

結婚するんだっ!

と言う、ワクワク感、、、期待感、、、そして、、、幸せ、、、

そんな溢れんばかりの感情と喜びと共に、、、

ホテルへ戻り、、、夜遅くまで、語り合い、、、

そして、次の日、、、海の綺麗な公園で、たっぷりとジャレあい、、、そして、極めつけの、、、

神戸で、有名な”神戸牛霜降りステーキレストラン”、、、

で、締めくくり、、、

彼女を、これでもかっ!と言うくらいに、、、

たっぷりっ!と、嬉しがらせて、、、東京へ帰った、、、

2泊3日の、、、人生最高の旅行だった、、、



指輪選びは”○○”




年が明け、、、お正月、、、

僕と彼女は、、、お互いのご両親に、、、ご挨拶、、、

そして、銀座に婚約指輪と結婚指輪を選びに行った。

何店舗、回っただろう、、、

毎週、日曜、1〜2か月かけて、、、グルグルグルグル、、、

15〜20店舗ぐらい、廻っただろうか、、、

迷うけど、、、これっ!

ピンク色のハート型の可愛らしいダイヤの指輪、、、

彼女は、、、決めた、、、

そして、急ピッチで、、、段取りを進めていく、、、

次は、式場だな、、、

誰呼ぶ、、、?何人くらい、、、?

それによって、、、式場も予算も決まるっ、、、

僕らは、毎日、、、ワクワクしながら、めちゃくちゃ笑いながら、話しあった、、、


だが、、、ここで、、、僕は、地獄への落とし穴に、一歩、足を踏み入れる事になる、、、



人生の落とし穴、、、




2013年、、、4月、、、

未業界、未経験、、、から始めたドライバー、、、

想ったよりも、厳しい環境だったその仕事に、、、

僕は、徐々に慣れてきていた、、、

毎日、一生懸命に頑張った甲斐(かい)もあり、、、

会社にも、その努力と実力を認められていた、、、

へへっ!

仕事も、順調!給料も、爆上がりっ!

貯金も、しっかりできたしっ!

それに、、、

指輪決まったときの、あのっ!顔っ!

マッジッ!嬉しそうだったなぁ〜!!

さぁっいこぉ〜!!



その日は、雨だった。

会社からの評価を得るために、僕は、片道一車線しかない山道を、急スピードで、、、走っていた、、、

トラックのアクセルをグイグイ踏んで、、、

そして、かなり急なカーブに差し掛かると、、、

200メートルほど先で、、、すでに、、、

事故が、起きていた、、、

ん?車、、、?止まってる、、、?

事故だっ!やばいっ!!

急ブレーキを踏んだ僕のトラックは、、、

バランスを一気に失い、、、

ハンドルが言うことがきかなくなり、まっすぐ進んでしまい、、、

山の斜面を肩輪が登ってしまい、、、

そのまま、180度、真逆に、、、横転した、、、

そのまま、頭と足が、逆さまになったまま、、、

ズザザザザザザザザー、、、

50メートルほど、、、車体は、滑った、、、

その時は、その時で、、、完全に、、、死ぬかと想った、、、



走馬灯、、、時間が、少し、ゆっくり流れるのも感じたぐらいだ、、、



ただ、数秒間くらいの記憶がなかったが、、、ハッと気がつくと、、、

頭と足が、天地と逆になり、、、トラックは、完全にひっくり返っていたが、運良くストップ、、、

あと、10メートルほどで、崖ではあったが、、、


ただ、意識は、しっかりしている、、、

か、体は、、、?

ど、とこも痛くない、、、?

良くわからんけどっ、、、大丈夫だっ!痛くないっ!!

そして、元々、事故をやっていたため、そこには、救助隊がすでにいた、、、

だ、大丈夫ですかっ!?

僕は、救助隊に、体は大丈夫だと言う事を伝えて、彼らの指示通りに、トラックを脱出して、、、

安全が、確保された、、、


その後の後遺症が、出るかな、、、

そんな不安をかき消すように、僕の体は、不思議と、まったくなんともなく、、、その後、体には悪い影響も全然出なかった、、、


ただし、社内では、、、大きな、大きな、ペナルティーを受けると同時に、、、

あいつ、、、ピンピンッ、、、してるよ、、、

不思議な想いの言葉も、交わりながら、、、

叱責と嘲笑を、、、もろに、受け続けた、、、



落とし穴、、、さらに、はまる、、、




精神的なショック、、、ストレス、、、

そして、、、再び、ハンドルを握る恐怖、、、

そして、社内にどよめく、、、叱責、嘲笑、、、

精神的にも、肉体的にも、仕事中は、常に様々な恐怖に怯えていた。


そして、大事な、、、大事な、、、結婚式への準備は、、、


さらに、大きく、遅れていた、、、


そして、さらに、輪をかけて、、、当時、一般の会社で言うところの、”上司”、、、に、あたる”配車係”から、、、

原付は、辞めた方がいい、、、

また、事故るぞっ!

バイク中型2輪の免許を取って、デカいバイクで通勤しろっ!

当時、原付通勤だった僕は、、、もちろん、様々な選択肢を与えられたが、、、上司の案を受けいれた、、、

その判断が、やはり、失敗と言う結果を招く、、、

その事故があった時、、、

彼女は、とても心配をしてくれた、、、

大丈夫?、、、ほんとうにっ、、、大丈夫なの、、、?

自分でも、不思議だけど、全く、大丈夫!

なんともないさっ!


僕の説明と共に、毎日、体は、ピンピン動く僕を見て、、、彼女も、次第に気にしなくなった。

そして、二人は、また、元通りにお互いのテンションを取り戻し、、、楽しく、結婚への準備を進めた、、、

だが、、、僕は、、、自動二輪中型免許を、取得するために、教習所に通った、、、

最初は、、、

これで、二人乗りができるぞw

どこ行くっ!?

きゃ〜、ほんとぉ〜!すごぉ〜いぃ!

海っ!あと、お台場とかもいいかもぉ〜!!

などと、二人で、お互いのヘルメットを買いに行って、楽しく、ワイのワイのしていた、、、

ただ、、、しっかりとした運転技術が身につくまでは、、、卒業させない!

それが、ゆえに、卒業後の事故率が少ない事で、人気のあった僕が選んだ教習所、、、

これが、ネックになった、、、

受講生が多すぎて、、、予約が取れない、、、

ネット予約のみしかできないそのシステムでは、、、なかなか、予約をすることができなかった、、、

これが、めちゃくちゃ、引き金になった、、、

時間になって、サイトに入ろうとしても、フリーズ、、、

受講者が一斉に、入ろうとするものだから、、、

すぐに、予約不可の表記、、、

あまりの予約の取れなささに、クレームを入れたくなるくらいだった、、、

そんな、いらだちを覚えた僕は、、、

徐々に、彼女との歯車が狂っていった、、、

仕事のイライラ、、、恐怖、、、ストレス、、、

そして、結婚準備の遅れ、、、

彼女といる時間だけは、楽しく、機嫌良く、幸せな時間だったが、、、

それ以外の時間は、、、最悪な時間を過ごしていた、、、

そして、その状況に耐えれなくなってしまった僕は、、、

ついに、彼女の前でも、いらだちと焦りを見せるようになってしまった、、、

イライラする僕、、、

なんだよっ!?これっ!

また、予約いっぱいかよっ!!

情けない話だが、、、家の中でも、大きな声で叫んでしまった、、、

いっつまでっ、、、かかるんだよっ!!

それにより、式場の下見が出来なくなっていた僕は、、、

ついに、彼女を、怯えさせた、、、

僕の荒れ始めた言動から、、

ストレスは、、、彼女も抱え始めた、、、

イライラ、、、

荒い口調での喋り、、、

想いやりのない、、、セリフ、、、行動、、、

度重なる舌打ち、、、

いや、もちろん、いつもではなく、、、基本、楽しい時間は過ごしてはいたが、、、

そう言った言動が増えた事、、、そして、彼女自身の仕事のストレス、、、そして、式場選びができない、いらだち、、、

もちろん、彼女は、そんな状況に我慢に我慢を重ねてくれた、、、

ただ、その我慢は、かなり大きく、そして、長い時間、続かせてしまった、、、

彼女の我慢も、、、限界に達していたのかもしれない、、、



式場へは、やっぱりバイク!?




しかし、数ヶ月後には、なんとか、バイク免許も無事!取得!

僕は、晴れて、でっかいバイクでラクラク出勤!

休みは、彼女を後ろに乗っけて、二人で、仲良く、楽しく、お出かけっ!

お気に入りのヘルメットをお互いつけてっ!

若気のいたり、、、やっちゃう、、、?

とかなんとか、言いながら、、、

彼女の好きな音楽を、爆音っ!

にしてっ!街中を、走るっ!

と言う、、、

そんな、20代前半、、、いや、、、10代、、、

が、やるような”おいた”をかましながら、、、

二人は、はしゃいだ、、、

ただ、その時のご迷惑はこの場をお借りして、謝ります。

ごめんなさい。


ただ、ようやく、二人は楽しく、、、式場選びに、再び励んだ、、、

まるで、新しい家族ができたかのごとくに、でっかいバイクで、2ケツしながら、、、

ご飯食べに行ったり、温泉行ったり、お台場行ったり、、、

そして、、、式場にも、、、

目新しい乗り物に、、、二人は、大はしゃぎ、、、

それぐらいは、チャリンコでいいのでは、、、?

っという場所でも、とにもかくにも、バイクで行った、、、

そうして、二人の結婚式の準備は、、、再び、着々と、、、進んでいきました、、、



式場選びも、いよいよ大詰め!!




だが、、、僕は、すでに、どっぷりと落とし穴に、足を突っ込んでしまっていたのでしょう、、、

さらなる悲劇に襲われる事になります、、、



いよいよ、二人は、式場選びに移っていくわけですが、、、


彼女の下見の選択ポイント!

式場が用意してくれる、、、当日の来賓者に出される料理の”試食”っ!

が、出るか、どうかっ!

彼女は、、、

“試食”が、できるからっ!ここっ!

ねぇ!ここ行きたいっ!てか、美味しそうっ!

食べてみたぁ〜いぃ!

とかなんとか、言いつつ、悪ノリっ!を、し始めた時期もありましたが、、、

途中から、真剣、真面目に、式場を選び始めた彼女、、、

と僕、、、

7〜8箇所は、廻りましたかね、、、

どの式場も素晴らしく、彼女のわがままから、必ず、”試食”を、出してくれる式場、、、がほとんどには、なりましたが、、、

無事に、二人の意見は合致!

式場をついにっ!決定っ!できる事になりました、、、

ちなみに、、、

僕らの選定からは、漏れましたが、、、

池袋、、、サンシャインシティー、、、の、最上階、、、

青山にある、、、十字架がダイヤモンドでできている、めちゃくちゃ素敵なチャペルの、とある豪華な式場、、、

そして、、、ディズニーランド、、、

ここは、マジで、めっちゃくちゃ良くて、、、今でも、印象深く、想っています、、、

ディズニーランドは、、、お値段だけが、、、叶わなかったです、、、

ただ、そんなこんなで、、、式場を選び抜いた僕らは、、、

最終の詰めに入りました、、、

ゴクッ!

よしっ!


あ、明日、、、親父のところへ行って、、、お金を借りてくるよ!

大丈夫!ご祝儀で、だいたい戻ってくるから、すぐ返せるよ!

それで、親父が、貸してくれたら、、、式場に、、、契約しに行こうっ!

彼女の目は、嬉しそうな目をしていて、、、キラキラしていた、、、

次の日、、、自分達のお金は動かせなくなっていた、僕は、、、

家の近くのファミレスで、親父と会った、、、

そして、、、式場の話を伝えた、、、

わかった!いい!わかった!

100万貸そう!

ご祝儀で、だいたいは、戻るだろう!




決まった!


僕は、心の中で、叫んだっ!

が、、、


100万は分かった!振り込む!

ただ、、、

オマエにひとつ、、、頼みたい事がある、、、


な、何?

お金を貸してくれだんだっ!なんでもするよっ!

いや、実はな、、、家のやってる事業、、、あるだろ、、、

茨城県のつくば市に、、、もう、ひとつ、、、建物を建てておきたいんだ、、、

いやっ!、、、と言うのは、、、来年4月に消費税が上がる、、、

8%だぞっ!

今のうちに建てておかないと、大損だっ!

いや、最後まではいい!打ち合わせだけ、来てくれないか、、、?

着工に入れば後は、いい。そこからは、来なくていい。

だから、2〜3か月。手を貸してくれ、、、

オマエの力が、、、必要だ、、、

はっ?2〜3か月って、、、

いや、、、俺もう、、、式場の人達と、準備していかなきゃいけないんだけど、、、?

た、たまに、顔出せばいいっしょ!?大丈夫だよ!

いや、打ち合わせは、毎週だっ。毎週、日曜、、、

話し合いやら、現地調査やら、、、やる事が、たくさんある、、、

マ、マジで、、、?


2〜3か月ぐらい遅れたって、大丈夫だろう、、、

消費税の問題があるからな、、、

今、動かんと、、、手遅れになる、、、

その理論は、確かに、正論だった事、、、そして、お金がどうしても借りたかった僕は、、、

親父の意見に、従った、、、

今、想うと、、、最悪な判断だった、、、



二人の行方は、、、?




ご、ごめん、、、結婚が、2〜3か月、、、伸びそうだよ、、、

僕は、彼女に伝えた、、、

ショックを受けた彼女は、、、

でも、昨日の式場、、、どうするの、、、?

もう、決めるって、言っちゃったよ、、、?

断る、、、断るしかない、、、

できるの、、、?

今なら、まだ、、、大丈夫、、、


こと細かに、オヤジとの事情を、僕から聞いた彼女は、、、

理解を示してくれた、、、

わかった。難しい事は、よくわからないけど、今じゃないとダメなのね、、、

わかった。待ってる。でも、極力、急いでね。

そうして、伸びに伸び切っている結婚式を、さらに、先延ばしにして、僕は、毎週日曜日、、、

茨城県の業者と打ち合わせを重ねた、、、


今となって、、、

本当は、、、毎週、日曜日に、打ち合わせに行った事が原因ではなかったと想っている、、、

本当の原因は、、、僕の態度と僕の焦り、、、

昔から、焦ると、、、ムキになったり、イライラするクセがあった、、、

自分では、あまり自意識がなかったが、、、その数年後に、昔のバイト仲間から聞いても、、、

そう言うクセがあったよ!焦ると、イライラ、すっごいしてたっ!と、言われて、初めて、認識したぐらいだった、、、

ただ、そんな僕が、しっかりと今でも覚えているくらいだから、、、相当、当時、、、イライラしていたんだと想う、、、

僕が、想う以上に、、、


平日は、朝早くから遅くまで仕事、、、

休みの日は、茨城県で、打ち合わせ、、、

僕は、全く、休みが取れていなかった、、、

次第に、様々なストレスや疲れ、、、そして、結婚ができない、、、焦り、、、

僕のイライラは、マックスに達していた、、、

そして、同時に、、、彼女の我慢も、限界に達していた、、、

そして、冬のある日、、、

二人で、夜遅くに行ったパスタ屋で、僕は、、、

怒ってしまった、、、


ねぇ?まだなの、、、?

うるさいなっ!今、毎日、やってるとこだよ!

早くしないきゃ、いけない事ぐらいわかってんだよっ!

毎日、やってんだろっ!疲れてんだよっ!イライラさせんなよっ!

けっこうな口調で、、、僕は、彼女を怒鳴りつけてしまった、、、

彼女のあの悲しそうな顔、、、いまでも、忘れることはできない、、、


そして、彼女は、、、次の日、、、僕の家にいなかった、、、

様々な、我慢の限界に達した彼女は、、、

実家に帰ってしまった、、、





しまった。

僕は、自分が侵した、大きな失敗に気がついた、、、

まずいっ、、、

ここまで、来てっ、、、何、やってんだ、、、

俺、、、

この事を伝えたおふくろは、、、呆れた声で、、、僕を叱った、、、

あんた、バカじゃないのっ!?

彼女の実家に行って来なさい!

早くしないと、崩れるわよっ!


僕は、すぐさま、彼女に連絡を取ったが、、、

彼女は、、、

マリッジブルーに、、、なったの、、、

カツミの家には、しばらくいたくない、、、

少し、実家にいたいの、、、

ごめんね、、、私、、、帰らない、、、

彼女は、、、そう僕に伝えて、、、しばらく、、、

彼女のいない生活が、続いた、、、



彼女の想い、、、




心が本当に優しい彼女は、、、

当時、あまりに寂しすぎて、仕事の終わる僕を、2時間ほど家の外で待っていた時もあったぐらいでした。

彼女は、とっても寂しく、不安で、、、そして、彼女の我慢は、、、とっくに限界を越していたんだと想います。

毎日、一人で家にいるときは、寂しくて、シクシク泣いていた彼女、、、

ただ、僕の前では、いつも、元気に笑ってくれていました。

どんなに、つらくても、寂しくても。


僕といる時だけは、それを、表面には出さなかった。

だからと言っては、、、とてもいい訳にはならないですが、、、

そんな彼女の寂しさと、我慢の限界をとっくに越していた彼女に、、、

僕は、気がつけずにいました。


でも、もう、、、彼女はいない、、、



最初は、そこまで深刻には考えていなかったです。

いや、もちろん、すごく、めちゃくちゃ心配だったけど、、、

でも、しばらくすれば、帰ってきてくれるだろう。

もう、イライラ、カリカリするのは、本当に辞めよう。

深く反省しよう。


そうすれば、彼女は、ストレスを抱えたり、我慢もしなくなる。

もっと、優しく接すれば、きっと、機嫌を直してくれるはず。


それくらいの感覚でした。

しかし、1〜2週間もすれば、戻って来てくれると、一人きりで生活していましたが、、、

一か月経っても、彼女は、戻って来なかったです。


そして、もう、年末の休みに入ろうとしていた時、、、

電話が、一本鳴った、、、

カツミくん。

家まできて、一緒にご飯を食べよう。

普段、誘ってくる事は決してない、お父さんが、、、僕を年末の食事会に誘ってきた。

なんとか、二人の仲を取り戻してほしい、、、

そう願ってくれた、彼女のお父さんのご配慮だった。

ただ、実際は、彼女宅には上がらず、最寄り駅近くの飲食店で、ご両親と僕と彼女の4人で、食事をすることになった。


あまり口をきかない、彼女と彼女のお母さん、、、

会話も少なく、食事が終わると、、、

僕は、彼女にこう言った、、、

俺の家に行こう、、、

ううん。行かない、、、

彼女は、初めて、僕の誘いを断った。

彼女が、僕の誘いを断るのは、、、僕と彼女が出会って以来、、、初めてだった。

なんでさっ、、、?行こう、、、なっ!、、、一緒に、、、

俺の家に、、、来なよっ、、、

ううん。行かない、、、

彼女は、出会ってから、、、初めて、僕の言う事を聞かなくなってしまった、、、

とんでもない事が起きてる、、、

いや、、、これ、、、マリッジブルー、、、なんかじゃないんじゃないか、、、?

その時は、彼女の身に何が起きてるかは、具体的には全く分からなかったけど、、、とてつもなくやばい事が起きてる事が、本能的にわかった。

肌で、そう感じた。

そうして、僕は、彼女と出会ってから、初めて、年末年始を一人で過ごす事になった。



二人の絆は、、、




年が明けて、、、1月が終わった頃だろうか、、、

オヤジとの事業は終了して、、、僕は、時間の束縛から解放された、、、

そして、休みである日曜日に、、、彼女と会う事ができるようになっていた、、、

いまだに、僕の家には帰ってきてはくれない彼女、、、

しかし、休みの日にデートに誘うと、彼女は、僕に会いに来てくれて、、、二人楽しい時間を、再び、過ごせるようになっていた、、、

が、

しかし、、、

ある冬の岩盤浴場での出来事、、、



次第に彼女も、昔の彼女に戻ってきて、楽しくおしゃべりもできるようになってきていたので、、、

その時、二人で、岩盤浴へ行った。

たっぷりと岩盤浴に入り、仕上げの天然温泉にも入って、たっぷりと、かいた汗も流して、二人、休憩室のベッドで横になりながら、おしゃべりをしていた。

その時、、、



ねぇ!この後、どこ行く、、、?


彼女は、携帯で、岩盤浴の後に行くレストランか何かを調べていた、、、



あ、ここいいかもっ!


ん?どこ?


彼女の携帯を、どこ?それ?と言う感じで、軽く除こうとすると、、、彼女は、ササッ!と、携帯が見られないように、、、隠した、、、

普段なら、堂々と自分の携帯を見せる彼女、、、

ん?、、、なんだ、、、?、、、今の、、、?

僕は、妙に、やたらと胸騒ぎがした、、、


その夜、、、僕の家に泊まっていく彼女、、、

そして、隣にいる僕、、、

やたらと胸騒ぎが消えないまま、眠りについた、、、



次の日は、仕事。

目覚ましが鳴る30分くらい前に不思議と目が覚めた、、、

いつもなら、絶対に起きないのに、、、


朝、、、寝ぼけながら、前日の胸騒ぎが止まらなかった僕は、、、

やってはいけない事は、重々、承知の上だったが、、、

彼女の携帯を、、、見た、、、

ぐっすりと、まだ、眠っている彼女の枕元に、、、携帯が転がっていたから、、、


僕は、4畳半の別の部屋に移って、デスク前の椅子に座って、彼女の携帯を開いた、、、

今で言う、パスコード、、、みたいな機能は、まだない、、、


電話帳、、、チラホラ男の名前がある、、、

まー、でも、これぐらいは普通だろう、、、

特別、怪しそうな発着信の履歴はないし、、、

発着信履歴に、特別、違和感を感じなかった僕は、メールボックスを開いた、、、


メールの履歴を遡(さかのぼ)ると、、、

ん?、、、なんか、、、一人、、、男からのメールがある、、、

やりとりは、僕が、バイクの免許に通ってる頃から、始まっている、、、

ちょうど、僕が、ストレスと焦りから、彼女の前でも、イライラし始めた頃だ、、、

なんか、、、アプローチ、、、受けてる、、、

どこで、どう、メアドを交換したのかはわからないが、メールの男は、やたらと彼女に猛アピールをしていた、、、

やっぱり、寂しく、させすぎたか、、、

やっぱり、、、あの時期だ、、、


僕は、彼女をずっと付け根らっている男がいた事に気がつかなかった。


最初は、男として、全く相手にもしていない彼女、、、

でも、きっと、寂しかったんだろう、、、

確かに、男としては、相手にしていない感じではあったが、、、話相手が、欲しかった、、、

そんな、心境のメールに見えた、、、


そして、1か月、2か月が経つと、、、

お茶、、、食事、、、どこかに行ってるメールが出てくる、、、

そして、やたらと、男は相談に乗って、彼女は僕への悩みを相談している、、、

グチも、たっぷりこぼしている、、、

そんなやりとりが出てきた。


ずいぶん、相談して、ずいぶん、グチってるな、、、

しかも、こいつ、、、めちゃくちゃ相談、、、乗ってる、、、


かなり、奥深い部分まで、彼女は相談し始めていた、、、


そして、彼女が家を出て行った直後の頃、、、


彼女の不平不満をすべて聞き出し、結婚相手にはこうあってほしい、今の婚約者にはこれが足りない、、、と、すべてを聞き出した男は、、、

それを、彼女に与える、話と行動を取っていった、、、

メールの文章からそれは、わかる、、、


すごく寂しく、不安な彼女の奥深い心境をすべて読み取り、聞き出し、、、そのすべてを、男は彼女に与えた、、、

まさかとは、想ったが、、、

寂しさと、我慢の限界をとっくに通り越していた彼女は、、、

男に、、、堕ちた、、、

信じられなかった、、、

精神がガラガラと崩れると言うか、、、

もう僕の魂は、この世に存在していない、、、

それくらいに、意識が遠のいた、、、


寂しかったんだと想う、、、

我慢しきれなかったんだと想う、、、

恋、、、

女は、気が変わると早い、、、と言う言葉があるが、、、

彼女の心に、恋、、、

絶対に、あってはいけない、、、

別の男に、、、彼女は、恋をしてしまっていた、、、


恋は、、、女をすべて変える、、、

恋の恐ろしさに、、、僕の人生は、、、

崩壊した、、、


その後のメールのやりとりを、遠のく意識の中で、追っていった、、、

もう、もはや、、、目も当てられない内容が、その後は、ただただ、続くだけだった、、、

ラブラブ、イチャイチャなメールが、、、続く、、、

相手の男も、、、本気、、、

まだ、遊びだったら、僕は救われたのかもしれない、、、

もちろん、それはそれで、良くない事なのだが、

だが、彼女は、男が遊びならすぐに僕の元に戻って来ただろう、、、

だけど、、、男も本気だった、、、

すでに、出会って、半年、、、恋仲になって2カ月が経っていた、、、

10分ほど、愕然とメールを見ていると、、、

彼女が、急に、、、目を覚ました、、、



携帯がないっっっ!?



僕は、パッと、、、キッチンに移動して、彼女のバックに携帯をそっと置いた、、、



携帯がないっっっ!?



大きな慌てふためいたような声をあげた彼女は、僕のところに詰め寄り、、、



携帯見たでしょっ!?



っと、とてつもなくこわばった顔をして、、、

恐ろしい目で、僕をにらみつけながら、そう言ってきた、、、



見てないよ、、、なんの事、、、



僕は、とっさに嘘をついた、、、



正直、心の中は穏やかではなかった、、、


婚約中に、よくも、他の男と、、、

原因を創ったのは、僕、、、

悪かったのは、確かに僕、、、

それは、認める、、、

でも、だからと言って、、、絶対に、許せなかった、、、

今までに、感じた事がないくらいの、”怒り”を、感じていた、、、


けど、、、怒れなかった。僕は、、、

いや、まだ、20代、、、30代前半の年齢なら、とっくに怒って、彼女に詰め寄っていたと想う、、、

でも、もう、それができない年齢に達していた、、、

僕は、37歳、、、彼女は、27歳に達していた、、、

彼女と、今ここで別れて、新しい彼女を創る自信も勇気も、、、”0″に、近かった。


今ここで、彼女を手放したら、絶対に、結婚は無理!


そう感じた僕は、、、本能的に、嘘をつき、、、

何も知らない”フリ”をした、、、

彼女を、手放すわけにはいかなかった。

でも、そんな僕に、彼女は詰め寄る事をやめない、、、



ねぇ!携帯、、、見たでしょっっ!!



相変わらず、恐ろしい目つきをして睨みつけながら、彼女は言ってきた、、、



知らないよっ!だから、なんの事だよっ!

どっか、その辺に置いたんじゃないのかっ!

うそっ!絶対に、枕元にあったっっ!!

そんなはずないっ!!

見たでしょっ!!

見てないよ!何言ってんだよ!



フッと僕は、仕事の準備をする”フリ”をして、移動した、、、



あるじゃん!これっ!これ、携帯じゃないのかっ!



僕は、彼女のバッグを指差した、、、



なんで、、、ここに、、、?

知らないよっ!ってか、俺もう行かなきゃ、遅刻しちまう、、、



僕の頭は、もうその時、真っ白だった。

パニック!と言ってもいいくらい。

でも、嘘が苦手な僕は、不思議と完全に何も知らない人間になりすますことができて、、、仕事の準備を進めた、、、



ねぇ!やっぱり、うそっ!

見たでしょっ!?



彼女の怒りも、収まらない、、、



だから、知らないよっ!マジで!だって、そこにあったじゃんかっ!

マジ、意味わかんねぇ!



本当に、怒った感じが出た僕は、そのまま、仕事の準備を終えて、、、



ってか、マジ、行ってくるよ!

遅刻しちまうよっ!



半信半疑、、、?

そんな、半分信じたくらいの雰囲気になった彼女は、



行ってらっしゃい!



少しだけ、穏やかに、そう言った。

そして、、、僕は、なんとか、自分のトラックに乗りこむまで、自分の気持ちを必死に押し殺して、、、

そして、トラックの中で一人になった瞬間、、、

泣きじゃくった、、、



僕の仲間は、トラックだけ、、、




毎日、泣いてた、、、

トラックの中で、毎日、泣きじゃくってた、、、

涙が、流れて、流れて、止まらなかった、、、



後悔、、、怒り、、、失望、、、嫉妬、、、不安、、、



様々な感情が、沸き起こりすぎて、、、何がなんだか、分からなくもなった、、、

どうしていいかも、全くわからなかった、、、

でも、悲しさだけは、常にあって、、、毎日、毎日、ただ、、、泣いてた、、、

とにかく、今、、、彼女を失うべきじゃない、、、

強く、強く、そう想っていた僕は、、、彼女と接する時には、完全に知らない”フリ”をした、、、



その後も、本能的に何も知らない”フリ”ができた僕と、接する彼女は、、、次第に安心し始めた。

1〜2か月もすると、彼女は、全くバレてない、、、

と言う安心感のもと、僕と男と両方と会う生活を始めた。



そうは言っても、やはり、彼女は僕を見捨てられなかった、、、そんな気持ちがあったんだと想う、、、

しかし、良く観察していると、、、彼女のお母さんが、僕を見捨てて、他の男と一緒になる事は許さなかったようだ。



彼女の両親にも、挨拶を行って、結婚を申し入れていた男、、、

彼女のお母さんは、すべてを把握した上で、、、

僕を見捨てるのは、絶対に許さないっ!

あなたの気持ちは理解した。でも、あなた達は、日が浅すぎる、、、

しばらく、僕との関係を保ちつつ、様子を見なさい、、、

と、彼女に言いつけていた、、、



彼女は、もう、別の男と一緒になるつもりでいた、、、

ただ、彼女は、わずかに残る僕への愛情と、幼い頃から深い愛で守り続けてくれたお母さんの言いつけを、、、守った、、、

もちろん、相手の男も、すべてを把握して、戦いに挑んでくる、、、

そんな、今考えただけでも恐ろしい、三角関係が、数ヶ月、続いた、、、



そして、やっぱり、僕は、毎日、、、泣いてた、、、

トラックの中と、一人で家にいる時だけは、、、

涙で、前も見えない時もあった、、、

ひどく頭痛もした、、、

もし、彼女が、僕を見捨てたら、、、

僕は、一生、、、一人きり、、、

彼女を、絶対に失うわけには行かない、、、

今までに、感じた事もないくらいの”怒り”と共に、それと、同じくらいの”悲しさ” 、、、”孤独”、、、”失望”、、、”恐怖”、、、を、、、


毎日、毎日、、、感じていた、、、



僕の気持ちは壊れた、、、のかな、、、




そんな悲しい生活が、4か月ほど、続いた、、、

当初、、、すぐに彼女は、僕のところに戻ってくるだろう、、、

そうは言っても、”タカ”をくくっていた僕だったが、、、

僕の期待は、大きく崩れていく、、、



彼女と男は、なかなか別れない、、、

それどころか、、、逆に、信頼関係が増していく、、、

彼女の雰囲気、言葉、行動、、、



そして、たまに、気づかず、彼女がゴミと捨てていく、彼女の行く先が載ってるレシート、、、

それらが、すべてを物語っていた、、、

そして、彼女達の関係に気づかず、”逆”に、、、なかなか別れようとはしない”僕”にしびれを切らした彼女は、、、

ある行動を取った、、、

早く、僕を追っ払おうと、、、男が指示したのかもしれない。

真相は定かではないが、、、同年、5月、、、

ある出来事が、起きた、、、



GWに入り、、、僕は、大型連休に入った、、、

そして、わずかに会えるチャンスに、僕は彼女をヨコハマコスモワールドへ誘い、、、

当日、向かった、、、


東京の自宅から、横浜へ車で向かう途中、、、


もう、横浜市内に入ろうとしている頃だろうか、、、



僕との関係を振り払い、、、新しい男と一生、一緒に生きようとしている彼女は、、、車中にこの曲を流した、、、

僕を、、、諦めさせようとしたから、、、

いや、彼女は、男の言いなりだったのかもしれない、、、

どちらにしても、そんな彼女の意図を、、、受け取った出来事だった、、、



彼女は、不自然なタイミングで、



ねぇ!音楽流していいっ?

うん。いいけど、、、



わずかに、ニヤッとして、曲を流した、、、

彼女が、その時、車中に流した曲、、、

ゴールデンボンバー 女々しくて、、、

〜ユーチューブより〜 

恋って、、、怖いと想った、、、

恋をした、、、女って、、、恐ろしい、、、と、想わざるを得なかった、、、



車中に流れる曲がすべて流れ終わった僕は、、、

さすがに、冷静にはいられなかった、、、

なんだよっ!

何かに、僕は、キレた、、、

何にキレたかは、今となっては覚えていない、、、

ただ、直接は、その曲にキレる事ができなかった僕は、、、

何かに、八つ当たって、、、何かに、キレた、、、

そんな女々しい僕を見た彼女は、、、

半分、、、狙い通り、、、

半分は、本当に悲しそうに、、、

もう、、、楽しくなくなっちゃった、、、

だって、、、怒るんだもん、、、

そう、、、彼女は、僕に告げた、、、



彼女と僕の空気は、、、完全に、、、しぼんでしまった、、、

ただ、、、僕と彼女は、最強、、、

そう想っていた僕と彼女は、、、なんとか、、、楽しい空気感を取り戻した、、、

何度、失敗を繰り返しても、、、僕と彼女のこの楽しい空気感、、、それだけは、決して、、、失われる事はなかった、、、



回復するのに、1時間くらいかかっただろうか、、、

そうして、また笑顔を取り戻した僕達は、、、

二人で横浜コスモワールドを、、、楽しんだ、、、、



でも、そんな楽しい時間が、、、2〜3時間経った時、、、

アトラクションの名前は、良くは覚えていないが、、、

割と激しめの、ジェットコースターに僕らは乗った、、、

後楽園ラクーア、、、豊島園、、、USJ、、、富士急ハイランド、、、那須ハイランドパーク、、、そして、ディズニーランド、、、シー、、、

どこへ行っても、、、彼女は、ジェットコースターが大好きだった、、、

いっつも、大はしゃぎで、楽しそうな笑顔を毎回していた、、、

そして、横浜コスモワールドのジェットコースターに乗り込んだ僕は、、、

精神の限界を迎えた、、、

激しく動くジェットコースターに、、、途中、、、気分が悪くなった、、、

今まで、、、生涯、、、たった一度たりとも、ジェットコースターに乗って、気分が悪くなる事なんてなかった、、、

ただ、、、僕の精神は、、、限界を迎えていた、、、

なんとか、ジェットコースターを降りて、フラフラになった僕は、、、

不安になって、体調を心配して、、、

近くの建物に、、、入ろう、、、っと、彼女を誘った、、、

なんの建物だったかは、覚えていない、、、

今で言う、、、ショッピングモール、、、

そんな雰囲気の建物に入った瞬間、、、

僕の体は、万が一の安全を覚えたのか、、、

一気に、体調を崩した、、、

涙が、、、急に溢れ出てきた、、、

それと、同時に、、、激しい呼吸困難に、僕は陥り、、、その場に、、、倒れこんだ、、、

激しい呼吸が、、、止まらなかった、、、、

ハァ、、、ハァ、、、ハァ、、、ガハっ、、、

気がついたら、僕は、、、決して、止める事ができない大量の涙と、、、激しすぎる呼吸、、、

意識が遠のき、、、その場に倒れて、うずくまった、、、

すぐに、異常を察した、ショッピングモールの店員さんが、、、すぐさま駆け寄り、、、

僕は、担架、、、?車椅子、、、?、、、みたいな、、、

何かに、乗せられて、医務室まで運ばれた、、、

ハァ、、、ハァ、、、ハァ、、、

パカっと口を開けて、、、大きく目を見開きながら、、、僕の涙と激しい呼吸は、止まる事はなかった、、、

うぅ、、、うぅぅ、、、ガッ、、、ガホッ、、、

途中、、、息が詰まって、、、死ぬかと想った、、、

呼吸困難で、、、

大量の涙を流しながら、、、苦しそうに、呼吸をする僕を見た女性事務員さんが、涙ぐみながら叫んだ、、、

救急車っ!救急車っ!、、、早く、呼んでっ!

早くっ!!

僕は、流れてくる涙と呼吸の吐息が止まらなかった、、、

救急車っ!!お願いっ!早く呼んでっ!早くっ!

女性事務員さんが、再度、叫んだっ!

いや、待てっ!

ただの呼吸困難だっ!

話しかけろっ!少し様子を見るんだっ!

一人の男性が叫び、、、その女性事務員さんが僕に話しかけてきた、、、

大丈夫ですかっ!ねぇ!大丈夫??

意識はありますかっ!?

僕は、コクッ!コクッ!と、うなずいた、、、

本当に、大丈夫ですかっ!?

救急車っ!救急車っ!?呼びますかっ?

ハァハァハァハァ、、、なんとか、息をするのがやっとで喋れない僕は、、、

大きく、首を横に振った、、、

大丈夫って言ってますっ!

でも、、、救急車、、、呼んだ方がいいんじゃ、、、

涙を浮かべた女性事務員さんが、救急車を呼ぼうと心配をしてくれた、、、

先ほどの男性が、、、本当に大丈夫ですかっ?

ハァハァ言う僕の耳元で、再度、確認をしてくる、、、

僕は、大きくうなずき、、、大丈夫だと伝えた、、、

しばらく、様子を見よう、、、本人が大丈夫と言っている、、、




20分ほどだろうか、、、

次々と流れる涙と激しい呼吸が止まらない僕を、、、

数名の従業員さんと、彼女が、ずっと僕のそばにいてくれた、、、

そして、、、

遠のく意識で、かすかに見えたのは、、、

僕の最愛なる彼女だった、、、



ただ、彼女の様子は、、、

僕の事を、確かに心配そうには見ている、、、

ただ、僕の目には、、、

確かに、心配、、、死んで欲しくはない、、、

それは、嫌、、、

でも、もし、仮に僕がいなくなれば、、、

私は、あの人と一緒に、、、なれる、、、




そんな風に、想ってる、、、

そう、感じた、、、

恋って、、、怖い、、、

かすかな意識の中、、、僕は、そう感じた、、、




そして、あの時、あの瞬間に、、、

僕の中でも、何かが壊れたのを感じました、、、

彼女と同じく、ずっと我慢してきた限界を、僕も、超えてしまった、、、

今、想えば、そう想います。




20分後、呼吸困難が治り、、、涙も止まり、、、

冷静さを取り戻し、回復をした僕は、、、

お世話になった事務員さん達に、深々と頭を下げて、お礼を言って、救護室を出た。

そして、二人、しばらく休んで、、、完全に体調が治った事を確認して、、、その後、何事もなくデートは終了して、二人一緒に帰宅した、、、




それから、しばらくして、、、

それらの影響が仕事にも出てしまい、、、

業務に精細を欠いた僕は、、、

千葉県市原市の、とある会社に、飛ばされた、、、

詳しく記述すると、長くなるが、、、

要は、俗に言う、、、左遷だった、、、

そして、これまた、記述すれば長くなる話ではあるが、、、そこでの失敗は、、、”クビ”を意味していた、、、

なんとか意識を保ち、、、”クビ”は免れたが、、、仕事と最愛なる婚約者、、、

僕は、その両方を失う局面まで達していた、、、



彼女の魂は、、、どっち、、、?




そして、それから、数ヶ月、、、

やはり、、、僕には、彼女、、、

そして、彼女には、、、僕、、、

で、ある事が明らかに分かった。

彼女と男は、、、その後、、、破局、、、

を、迎えた。

やっぱり、心の奥底までは、繋(つなが)れなかったのだろう、、、

彼女は、男と別れ、、、

そして、僕の元に帰ってきた、、、

嬉しかった!

本当に、嬉しかった!

でも、それと同時に、、、

僕は、激しい”怒り”も覚えていた、、、

怨み、、、と、言ってしまっても、過言ではなかったと想う、、、



我慢ができなかった、、、

こんな気持ちのまま、結婚に向けて、再スタートを切る事をできなかった。

何事もなかったように、見せかけて帰ってきた彼女を、僕は、、、攻めたてた、、、

って、言うか、、、全部、知ってるんだけど、、、?

???

な、なんで、、、知ってるの、、、?

彼女の表情は、一気にこわばった、、、

知ってる限りの情報を、伝えた僕、、、

僕を裏切り、、、他の男と付き合っていた事、、、

恋仲になっていた事、、、

身も心も、男にゆだねた事、、、

それらを伝えられた彼女は、、、

涙を流して、、、土下座をして、謝ってきた、、、

しかし、同時に僕は、、、そんな事をされても、、、許せずにいた、、、



確かに、それに関しては、彼女は悪い、、、

その行為、そのものは、、、決して、、、してはいけない事だった、、、

ただ、、、そんな彼女の行動を誘発させる原因を創ったのは、僕、、、

僕にも、充分、、、非があった、、、

ただ、その時の僕は、、、怒りと傷つけられたズタボロな自分のプライドをかばうために、、、

すべての責任を彼女に押し付け、、、そして、彼女に怒りをあらわにしてしまった、、、



でも、さすがに、当時にして8年目、、、

長年、連れ沿ってきた僕達は、、、

お互いを失う事はできない事を、、、

お互いの心で知っていて、、、

時間の経過と共に、、、昔の仲の良い僕達の関係に、、、少しずつ、少しずつ、戻っていった、、、

ただっ、、、

結婚した後に、再び、他の男の元に飛び込むんじゃないかっ、、、

あり得もしない、、、まだ、起きてもいない空想に、僕は、恐怖を覚えてしまっていた。

もう、魂に、そう言う恐怖が植え付けられてしまっていた、、、



僕自身が浮ついた気持ちを持たずに、真剣に彼女の事を想えば、、、

彼女をいつも、守ってあげれば、、、

彼女は、決して、そんな事をする女性ではない事はわかっていたのに、、、



ただ、やはり、僕は、、、

過去のあまりに壮絶な出来事から、、、恐怖をぬぐい切れず、、、

僕自身、自分がどうしたらいいのか、分からずにいた、、、



彼女とは別れられない、、、でも、結婚が怖い、、、

結婚がしたい、、、でも、、、できない、、、

再度、プロポーズをする事ができない、、、

そうして、結婚を訴える彼女、、、でも、僕は煮え切らない態度のまま、、、ズルズルと時間だけが経っていった、、、

それから、2年、、、彼女も、来月30歳になる、、、

深く、、、深く、、、死ぬほど、反省を続けて、すべてを改善して、すべてを僕に捧げてきた彼女、、、

そんな彼女の気持ちを、たった一度きりの過ちを許せずにいた、情けない僕は、、、

彼女に、プロポーズを再度、する事ができずにいた、、、

女性は、30歳までに結婚、、、

幼い頃からそう、固く心に決めていた彼女の想いが、、、再び、、、ピークに達して、、、始動を始めた、、、

2年間の頑張りも、、、もはや、、、限界だった、、、

またしても、、、彼女を限界まで、僕は、、、追い込んでしまった、、、

一度ならずも、二度までも、、、

我慢の限界、、、僕へのあきらめ、、、そして、来月30歳になるプレッシャーから、、、

彼女は、出会い系サイトを始めた、、、

明け方の寝言で、、、

カツミ、、、さよなら、、、

と、口にした彼女は、、、その2〜3日後、、、

他の男性と、出会った、、、

僕は、すぐに、その行為に勘づいた、、、

またか、、、やっぱりな、、、

何もわかっていない僕は、、、

自分を正当化してしまった、、、

やっぱり、彼女との結婚は無理なんだ、、、

彼女と、結婚は、、、するべきじゃない、、、

僕は、その”ど勘違い”した大きな判断ミスにより、彼女と大きくすれ違い、、、

そして、、、その時は気がつきもしなかったが、、、人生を、またしても、急降下で転がり始めていた、、、



とても、一途で、純粋だった彼女だったが、、、同時に、恋愛の素質にも、非常に恵まれていた女性だった、、、

彼女は、出会った男との仲を急展開で進ませていった、、、

そうして、その4か月後、、、僕と彼女は、、、別れた、、、

出会ってから、10年目、、、初めての、、、別れだった、、、

でも、別れたはずの僕らは、、、

それでも、何度も、何度も、会う約束をして、出会い、共に、一緒にいる時間を過ごした、、、

もう、、、僕らは、別れているのに、、、

何度も、何度も、、、会った、、、

でも、その5か月後、、、彼女は、、、その男から、、、プロポーズを受けた、、、

そして、彼女は、僕に、その事を伝えにきた、、、

僕は、死ぬほど、迷った、、、

恐ろしいくらいに、、、僕は、迷った、、、

今なら、まだ、、、

彼女と一生、一緒に暮らせる、、、



彼女は、相手のプロポーズへの返答を引き延ばし、、、

僕の意思を確認しに来ている、、、



カツミ、、、今なら、私、まだ、間に合うよ、、、

そんな想いが、、、彼女からヒシヒシと伝わる、、、



迫りくるタイムリーリミットを間近に迎えて、、、

それでも、判断に迷っている僕に、、、彼女は、たくさん、たくさん、涙を流しながら、大きな声で、言ってきた、、、



ねぇ!私達、、、出会って10年だよっ!

10年も、一緒にいたんだよっ!

私、頑張った、、、

ねぇ!私、、、そろそろ、、、報われてもいい頃だよぉ、、、



涙を、いっぱいに流して、彼女は、僕に叫んだ、、、

なぜだろう、、、なぜだったんだろう、、、

彼女と一生、一緒にいたかった僕の心は、、、

なぜか、、、彼女を拒んだ、、、

恐怖、、、

だったのかな、、、

今、想うと、そう想います、、、

俺のところに、戻っておいで、、、

そう言う事ができなかった僕は、、、

彼女に、別れを告げた、、、

そして、彼女は、、、その男と、、、結婚をした、、、

最低だと想う、、、

本当に、最低だった、、、



今の僕は、本気でそう想います、、、



でも、その時、そんな風に想えなかった僕には、、、

すでに、地獄行きのスタートが切られていました、、、



新たな旅路、、、天国、、、?、、、地獄、、、?



とにかく、前へ!


新たな世界、、、

新たな旅路、、、

2か月ほど、そうは言っても、彼女との別れを悲しんで動けなかった僕は、、、

ようやく、”婚活”と言う、再スタートを切り始める事ができるようになっていった、、、

最初は、絶好調だった、、、

新たな恋愛にワクワクしていた僕、、、

次々と、新しい女性と出会い、、、

そして、恋仲になる事もあり、、、

新しい奥さん選びに夢中になり、、、

そして、そんな楽しく、甘酸っぱい、婚活生活に幸せを感じていました、、、



時折り、想い出す、、、彼女との想い出、、、そして、罪悪感、、、

心は、とても痛んだけど、、、ただ、僕も、ノロノロしてはいられない、、、

早く、新しい、素敵な奥さんを見つけないとっ!

輝かしい未来に向かって、、、毎日、一生懸命、奮闘をしていました。

が、、、

不幸が始まるのは、、、あっと言う間でした、、、



ある時、、、ある瞬間を境に、、、一気に、、、急に、、、顔が老けました、、、

いや、、、そうは言っても、、、そこそこの年齢、、、

アラフォー、、、

薄々、、、顔が老けてきていたのは気づいてはいましたが、、、

現実逃避、、、見て見ぬ”フリ”をしてきた僕、、、

しかし、そんな見て見ぬ”フリ”が、とてもできないくらいに、、、顔が一気に、、、老けました、、、

え、、、?

誰、、、?

俺、、、?

鏡に写った自分の姿を見た僕は、、、

心の底からそう想いました、、、

うそ、、、?

マジ、、、?

無理、、、?

え、、、?、、、だって、、、?

婚活、、、どうするの、、、?

結婚は、見た目じゃなくて、中身なはずっ!

なんとか、奮起して、再度、必死に婚活に挑みましたが、、、

結果は、恐ろしいくらいに、愕然と変わってしまいました。

どう言えばいいでしょうか、、、スタートが違う、、、

出会い、、、会話、、、食事、、、

すべての場面で、すべてが変わってしまい、、、

正直、どうする事もできずにいました、、、

あがいても、あがいても、、、どうにもなりませんでした。

今まで、浴びせられた事もないような、言葉や態度、、、

感情もついていかずに、対処も取れない、、、

修正も効かない、、、

やればやるほど、、、下手になる、、、

頑張れば頑張るほど、、、おかしくなる、、、

うまくいかない、、、

不幸になる、、、

さらに、情けない事に、そんな心境の中、仕事でも、ミスを連発させてしまい、、、

ついに、上司に呼ばれて、、、

さらに、そんな状況を薄々勘付いていた上司、、、



たっぷりと、お説教をされた後に、、、



そぉ言えばぁ、、、

ほらっ!先週の日曜日に家族で行ってきた動物園、、、

写メ撮ったんだっ!

子供が、はしゃいじゃって、、、楽しかったぞぉー!

ほらっ!見ろよっ!

比較的、女性事務員さんに人気のあった僕に、、、上司は、子供達との写真を見せてきた、、、

仕事のミスとは、全く、関係ないのに、、、

動機は、ジェラシー、、、だろう、、、

ただ、事実、仕事でミスの連発を繰り返した僕は、、、反論する事もできず、、、

さらには、仕事も失いそうになっていた、、、

ただ、、、そうは言っても、、、



ふざけるなっ!!

やってやるっ!

結婚してっ!こんな会社、、、辞めてやるっ!

そう必死の覚悟で、出会った女性に、出会ってすぐ言われた言葉、、、

ねぇ?、、、いくつ、、、?

僕は、激しいショックを受けたが、なんとか、ごまかして、、、年齢を、、、嘘をついた、、、

7〜8歳ほど、、、

へぇ〜。

女性は、冷めた顔をしていた。

それでも、とりあえず、割とオシャレなレストランに入って、横並びになると、女性は、、、

はいっ!これ、年齢チェックアプリッ!

何年生まれ?

星座は?、、、干支は、、、?

そこまで、細かく、嘘をつけなかった、、、

そこまで、聞いてくるとは、想わなかった、、、

その出来事で、ショックを覚えた僕は、、、

なんとか、、、その後、別の女性と会った、、、

瞬間、、、

〇〇さん、、、?初めましてっ!カツミです!

スッ!

女性は、、、知らない人の振りをした、、、



あ、あ〜、、、あの、、、人違いです。私、違います。



嫌悪感を示した顔で、キッと、僕を睨みつけて、、、

女性は、その場を、、、去った、、、

そして、、、その苛立ち(いらだち)から、、、

僕は、さらに、仕事でミスをした、、、




彼女のいない生活が、、、こんなにつらく、、、

こんなに、寂しい、、、

それが、分かった僕は、、、





そこで、すべてを諦めた、、、

何をやっても、うまくいかない、、、

彼女はいない、、、

すべてが、終わった、、、

死のう、、、

僕は、その夜、自分の部屋で発狂をして、、、そして、死を覚悟しました、、、



すべてのお別れ。




もう死のう、、、

そんな想いが、体中に染み付いてきてしまった頃、、、

僕には、、、

後悔しかありませんでした。



戻ってきて、、、

戻ってきて欲しい、、、

戻ってきて、、、ください、、、



失った彼女を想い出して、、、

毎日、泣いてた、、、

毎日、毎日、、、トラックの中でも、部屋の中でも、泣いてた、、、

毎日、毎日、、、彼女の事を考えてた、、、

もう、本当に、後悔しかなかった、、、


なんで、あの時、、、俺は、彼女に手を差し伸べられなかったんだろう、、、

なんで、10年もの彼女の想いを、、、受け止めれなかっだんだろう、、、

なんで、彼女に別れを告げたんだろう、、、

なんで、俺は、こんな事になったんだ、、、

あんなに、幸せを与えてくれたじゃないか、、、

なんとか、、、今からでも、、、

取り戻せないかっ、、、

どうにかすれば、、、

できるんじゃないかっ、、、




そんな、僕の強烈な想いは、、、

叶うはずは、、、なかった、、、

その頃、、、彼女は、、、子供を、、、産んだ、、、

確定的な、、、敗北、、、

僕の想い、、、可能性は、、、100%、、、失われた、、、



すでに、死を覚悟していた僕は、、、

決定的な終わりを自分に受け入れて、、、

この世から去る前に、、、彼女にお別れをすることにした。

一か月ほど、、、毎日、毎日、、、彼女との想い出にすがり、、、

出会った頃からの記憶を、、、すべて、たどった、、、

あの時、、、彼女は、あんな想いをしていたんだな、、、きっと、、、

寂しかったんだな、、、きっと、、、

なんで、あの時、、、彼女は、泣いてたんだろう、、、

いっつも、楽しそうにしてたのに、、、

いっつも、俺の前だけでは笑ってたな、、

なんて、彼女は、強いんだろう、、、

なんて、優しいんだろう、、、

自分の事ばかり考えてる俺とは、えらい違いだ、、、

だから、、、俺、、、不幸になったんだな、、、

恋が、、、こんなに、つらいなんて、、、

仕事ばかりに、意識を取られている僕に、彼女が伝えてきた言葉、、、


なかなか結婚に対して、首を縦に振らない僕が、彼女から目をそらした時、

一歩間違えれば、命を落としそうな岸壁に歩いて行ったこと、、、

日曜日に、カツミと一緒にどこかへお出かけできないと、、、死にたくなる、、、

涙を流しながら、彼女が伝えてきた言葉、、、

毎日、毎日、、、つらかったんだな、、、

なんで、気づいてあげれなかっだんだろう、、、

なんで、守って、、、あげれなかっだんだろう、、、

出会ってから、今までの彼女とのすべての想い出を掘りおこした、、、

楽しい想い出も、つらい想い出も、、、

すべて、、、

そして、もう、その時には、、、死ぬのは怖くなくなっていた、、、

完全に、諦めがついていた、、、

彼女を失って、、、生きていく気力を完全に無くしていた、、、

早く、死にたい、、、

もう、、、生きるのは、、、無理、、、

記憶の中の彼女とのお別れが終わったら、、、

死のう、、、

あとは、、、死に方だな、、、

完全に、僕の心は、死んでいた、、、



両親にも、お別れの挨拶をしに行った、、、

先ゆく謝罪と、祖先を途絶えさせてしまうお詫び、、、

そんな想いを告げるために、両親を近くのファミレスに呼び出した、、、

ごめん、、、俺、、、家系を途絶えさせてしまいそうだ、、、

どうした、、、?いきなり、、、?


一緒によく食事をするファミレスに、僕に呼ばれた両親は、驚いていた、、、

うまくいってないのか、、、?、、、結婚話は、、、?


コクッと、頷いて、、、ダラダラと、涙をただ、流していた、、、

あらぁ〜、、、まだ、大丈夫よっ!いい人、みつかるわよっ!それに、家系は気にする事ないわよっ!昔じゃないんだから、今は、一人っ子のお宅だってたくさんあるじゃないっ!女の子だったら、家系は続かない家だって、たくさんあるわっ!

そうだよっ。子供が全員、女の子だったら、家系は終わるしなっ!そんな事、オマエが気にしなくたっていいんだよ!

それよりっ、頑張っていい人みつけろぉぉ!


ただただ、何も食べずに、下を向き、泣きじゃくってる僕を見て、オヤジとおふくろが、心配そうに言った、、、

ただ、、、僕は、、、家系を途絶し、、、先立つ、、、

その謝罪と、同時に、、、僕にとっては最後のお別れの挨拶だった、、、

もう、会えなくなる、、、

そう、心の中で、叫んでいた僕は、涙が止まらなかった、、、

いいから、うどんを食えっ!もう、冷めちゃってるじゃないかっ!


僕は、首を横に振った、、、


少しでいいから、食べなさいっ!少しでいいからっ!


無理矢理、うどんをかっこんだ僕は、、、

意識が、ぶっ飛び、そのまま、うどんに頭を突っ込んだ、、、

きゃー、ちょっと、大丈夫、、、!?

早くっ!頭を拭いてっ!


そうして、心配そうに、フラフラになってバイクに乗り込む僕を、、、

両親は、本当に心配してくれた、、、

そうして、僕は、両親とのお別れを済ませた、、、




そして、最後の最後のお別れは、、、やっぱり、最愛なる元婚約者である彼女、、、との、お別れだった、、、



彼女と出会ってからの、すべての想い出、、、

出来事、、、

その時の彼女の心境、、、

その時に僕が取った言動、、、

楽しさ、、、喜び、、、悲しみ、、、寂しさ、、、

愛情、、、優しさ、、、二人の笑顔、、、

もう一度、、、もう一度、、、

最後に、想い描いた、、、

人生、、、やり直したい、、、

あの時に、、、戻りたい、、、

ずっと、、、彼女と、、、いたかった、、、

最後に、彼女を、、、強く、、、求めた、、、

でも、、、もう、、、手遅れ、、、

彼女は、僕の横にはもう、、、いない

取り返す事は、、、できない、、、




そうして、、、毎日、、、毎日、、、一日、10時間近く、、、の運転時間、、、

そして、、、家の中でも、、、四六時中、、、

僕は、、、一ヶ月、近く、、、毎日、すべての記憶を掘り起こした後、、、自分と彼女に、別れを告げた、、、



死との瀬戸際、、、




毎日、毎日、彼女の事を考えていた、、、

毎日、毎日、彼女との想い出の記憶を辿(たど)っていた、、、

出会ってから、、、彼女と会えなくなるその日までの記憶を、、、


そうして、、、すべての記憶を辿りつくして、彼女の気持ちや想いを心の奥底に刻み、、、

謝罪と感謝を、、、

記憶の中の彼女に送りつくした、、、

そうして、彼女への回想は終わり、、、

すべてのお別れも、終わった、、、



その後、死神がやってきたのは、わりと早かった、、、

かなり、、、あっと言う間だった、、、

あり得もしないタイミングで、歩行者が飛び出してきたり、、、

すれ違うトラックと、寸前で、ぶつかりそうになったり、、、

あ〜、いよいよ来た、、、

いよいよ、死ぬな、、、俺、、、

不思議と、怖くなかった、、、

いや、むしろ、、、不思議な、喜びさえ感じていた、、、

楽になれる、、、

ごめんなさい、、、

ひどい事して、、、本当に、ごめんなさい、、、

来世で、会えたら、、、次は、必ず、幸せにするから、、、

そんな、現実離れをした思考の元、、、

死神は、、、いよいよ、僕の元に現れた、、、




かろうじて、トラック会社での勤務を続けていた僕、、、

搬送先の建築現場で、荷物を積んで、、、鉄のパイプや、鉄製の足場板、、、

重量にして、2tを、越している、、、


そんな、荷物を荷台に乗せて、、、僕は、千葉の工場に送り届けるために、トラックを走らせていた、、、


ガタッ!

通常では、あり得もしない音が、荷台から鳴った、、、

なんだ、、、?今の音、、、?

不思議に想った僕は、すぐさま、トラックを路肩に停車させて、トラックを降りて、荷台を見に行った。


荷台の荷物が、、、

崩れかけていた、、、











うそだろ、、、?

かろうじて、荷物を固定するワイヤーで、崩れ落ちはしなかったものの、、、

一歩、間違っていれば、、、

2tもの重量のある荷物は、崩れ落ち、、、

一歩、間違えれば、、、

歩道を歩く歩行者を、、、押し粒していた、、、



な、なんで、、、?

荷物は、しっかり、固定していたはず、、、?

なんで、崩れた、、、?

ありえない、、、!?

え?俺、現場で、固定しなかったっけっ?

え?、、、え?、、、

くっ、、、ダメだ、、、覚えて、、、いない、、、

僕の顔は、青ざめた、、、

こんな事を、言ってはいけないのかもしれないが、、、

自分が死ぬのは、別に、どうでも良かった、、、

なんの、悔いもなかった、、、

すべてのお別れは、終わっていた、、、

ただ、、、

え?、、、人を、犠牲にする、、、?

他人を、、、殺める、、、?

マジで、、、?

それは、、、無理だ、、、!!

このまま行くと、、、俺は、犯罪者だ、、、

僕は、自分の道を踏み外している事に気がついた、、、

助けてっ!誰か、、、助けて、、、

そう、心の底から、、、想い、、、願った、、、

その夜、、、

必死に、心の拠り所として逃げ込んだのは、、、

実の姉だった。

長野県に住む実の姉に、、、僕は、電話をして、助けを求めた、、、

姉は、当時、、、人の心の病を救う、、、カウンセラーのような仕事を副業でしていた、、、

確か、あねきが、、、そう言ってた、、、

あねきしか、、、いない、、、

そう想った僕は、、、

姉に、電話をした、、、

もしもし、、、あねきっ!?

助けてっ、、、

やばいっ!俺、やばいっ!

死ぬかもっ!

マジで、、、死ぬかもっ!!

大きな声で、叫んだ、、、

いや、自分が死ぬのはいいっ!

でも、このままだと、俺は、犯罪者っ!

生き地獄だぁぁ!

涙を流して、電話越しに、実の姉に大声で叫んだ、、、

あらぁ、、、あなたもなのぉ、、、

へえ〜、、、

あらあら、、、何が、あったのかしら、、、


実の弟が、必死に、命乞いをしてきているのに、、、

彼女は、冷静に、、、そう言った、、、

実の姉ながら、、、ゾッとした、、、

どうしたのぉ〜、、、何が、、、あったのかしらぁ〜、、、


とても同じ人間とは想えないくらいに、、、いたって、冷静に、、、姉は、、、そう言った、、、

何を喋っていいか、分からずにいた僕に、、、

姉は、言った、、、

あらあら、、、何が、あったのかしら、、、

全部、、、話して、、、

こと細かに、、、

すべてを、、、

あらぁ、、、別に、いいじゃない、、、

どうせ死ぬなら、、、

すべてを話してからでも、、、遅くないわよっ!


呼吸、ひとつ乱さず、、、彼女は、僕に言い放った、、、

やはり、その時の僕は、、、ゾッとした、、、




そうして、僕と姉の過去の打ち明け話は、、、

毎日、続いた、、、

毎日、、、2〜3時間は、話しただろうか、、、

毎日、、、毎日、、、僕は、彼女との出会いから、今までの出来事を、、、こと細かに、、、実の姉に、、、

すべてを話した、、、

彼女と出会ったきっかけから、、、最後のお別れ、、、

それまでの馴れ初め、、、

僕の想い、、、彼女の想い、、、

彼女の結婚、、、出産、、、

僕の裏切り、、、

想い起こせるすべての出来事を、、、正直に、姉に話した、、、

そして、それだけでは足りずに、、、

僕の幼少期、、、姉と共に育った生活、、、昔話、、、笑い話、、、

成人してからの出来事、、、

営業、、、ホスト、、、

そして、彼女との、、、別れ、、、その後、、、

すべてを、毎日、毎日、、、話した、、、

姉は、すべての話を真剣に聞いてくれ、心の底までも感じてくれる、、、

と言うくらいの理解力で、僕らの心境を理解してくれた、、、

僕では、理解できなかった、、、彼女の心境までも、、、

もちろん、姉も、時として、登場人物になるので、ぶっちゃけ話や笑い話も、すべて話した、、、




そして、すべてを話し尽くして、姉も、すべてを聞ききった所で、、、

姉は突然、僕に、ひとつの質問を投げかけた、、、




ねぇ?あなた、今までの人生の中で、今回以外に、自分の事を殺したいとか、死んじゃえっ!とか、自分を死に追い詰めるような事、、、した事ある、、、?

僕は、正直に答えた。


何度もある。つらい事や、苦しい事があると、死にたい!死んでしまおう!っと、想った事が何度もあるよ。

へぇ〜、、、どういう時、、、?


特に、仕事が、あまりに上手くいかなかったりした時、、、

とかかな、、、

なんで、おまえは、そんなに仕事ができないんだ!やれっ!やらなきゃ、殺すぞ!

死にたくなければ、仕事ができる人間になれっ!

って、よく、自分自身に向かって、叫んでた!

あ、もちろん、心の中でだよ、、、


姉は、声を張り上げて、僕に、叫んだ。


ぁやまりなさいっ!

謝りなさいっっっ!!!


僕は、たじろいだ、、、

謝りなさいっっっ!


姉は、叫び続けた、、、

いい?

あなたが、謝る相手は愛した彼女ではないわっ!

お父さんとお母さんでもない!

もちろん、私でもない。

あなたが、謝る相手は、、、

あなた自身よっ!!

な、何、言って、、、?


僕は、わけがわからなかった、、、

ねぇ、、、聞いて、、、

人は、自分にした事は自分に返ってくるものなの。

人は、もうひとりの自分を我が子のように愛してあげなきゃいけないの。

あなたは、もうひとりのあなたを殺そうとした。

だから、今度は、あなたが、今、もうひとりの自分に殺されかけてるのよ、、、

それに、あなたは、死ねないんじゃない。

生かされてるの。

まだ、この世で、やらなきゃいけない使命が残されてるから、生かされてるのよっ!

早く、気がついて!

そして、お願い、、、

バカなマネは、、、もう辞めて、、、

お願い、、、自分に、謝って、、、


姉は、初めて、涙ぐんだ震えた声を出してきて、、、僕に、そう言った、、、


正直なところ、その時の僕は、キョトン!としてしまった。

まー、言っている意味はわからなくもないが、

あまりに、現実離れをしている話すぎて、受け入れるのに時間がかかった、、、

いや、正確に言うと、今、現在、この文章を書いている 2022年 12月25日現在も、、、すべては受け入れきれてはいないだろう、、、

ただ、当時の僕には、他に助かる手段がなかった。

だから、姉の言う事を素直に受け入れるしか方法はなかった。




姉は、その後、こう言った。

やり方は、簡単。自分自身に許してもらうには。

アメリカの凶悪犯罪者を、更生させる時にも使われているやり方よ。

とにかく、この言葉を何度も何度も、口に出して。

口に出すだけで、いいから。

1 ごめんなさい。

2 許してね。

3 ありがとう。

4 共に歩こう。

自分自身に向けて、何度も何度も、言ってみて。

いい?とにかく、たくさん、、、声に出して言う事が大事だからね、、、


ちょうど、その時、タイミングが良く、お盆休みに入る直前だった。

僕は、言われるがままに、藁にもすがる想いで、一週間の休みの間、毎日、毎日、、、

何度も、何度も、この4つの言葉を自分自身に言い続けた。

確かに、なんとなく、、、心が軽くなる感じがした、、、



僕の進むべき道は、、、?



僕が進むべき道!


お盆休みが明けて、気のせいか、実際、効果があったのか、、、

完全に取り乱していた僕の精神は、ある程度、落ち着きを取り戻していた。


ただ、もう、生きていたくはない。

死にたい。

と、言う想いは、心の中からは消せずにいた。

正直のところ、、、生きるか、死ぬかは、迷っていた、、、

ただ、少しだけ、前向きになれた僕は、

とりあえず、事故を起こすのだけは絶対に辞めよう。

そして、危険な事が起きて、クビになる前に、いち早く会社を退職できるように、副業を始めてみよう。

そう考えて、少しだけ、前を向いて歩き始めていた。

僕が、その時に、試みたのが、ユーチューブビジネス!

自作の動画をアップし続けて、再生回数を上げ、広告収入を上げると言う広告収益ビジネスだ。

当時、知る人の中では、だいぶ流行っていた。

とにかく、一刻も早く、会社を辞めなければならないため、僕が前向きに動くと、、、

やっと、、、

神が舞いおりた。




ピローン。

飲むだけで、若返り!

さあ、あなたも、一日一粒、これを飲んで、あの頃のパワーを!!

精力剤、、、?かな、、、?

ふと、とある広告が、僕のアイフォンに流れた。

ふっ。

んな、アホなっ!

一日一粒飲んで、んな、若返ったら、誰も苦労せんよ!騙(だま)しっ!騙しっ!

さぁ!ユーチューブっ!


っと、広告をスキップしようとした僕だったが、やたらと、やはり、、、気になった、、、

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なんか、、、どんなものか、、、試してみよう、、、


ポチっと、申し込んで、数日後に小さな袋に入ったサプリが届いた。

正直なところ、不快感はなかったが、目に見える効果もなかったので、初月で解約をした。


しかし、また、、、

ピローン!

〇〇〇〇社!お試しスターターキット!

化粧水、美容液、洗顔料、保湿クリーム

ミニサイズの4点セットが、今だけ1000円!

回数制限なし!

縛りなし!

気に入らなければ、即、解約OK!


また、、、きた、、、

AI 、、、とやらに、狙われたな、、、俺、、、

ははっ、、、



でも、、、

1000円なら、、、

まぁ、痛くないし、、、それに、化粧水、美容液は、確かに、肌が綺麗になるって言うしな、、、

ポッチッ!

・・・・・・・・

この瞬間が、、、僕のアンチエイジングの長旅のすべての始まりでした。


実際に、こちらの商品は、ビックリするくらいに効果がでました。

何これぇぇぇー?

は???

わ、若い!

っと、言うか、若く、、、見えるっ!!

マジだしっ!

え?

んなことぉ、、、あるのか、、、?


実際、毎日、毎日、建築現場の、汚ったない汚れやら、産業廃棄物のかけらやら、、、

皮膚からも、口からも、鼻からも、体内吸収しまくり、、、

挙げ句の果てには、男性だけに、、、

スキンケアは、一切皆無!を、過ごす日々!

当時、シャンプー、ボディーソープに関しては、有害物質0!の、高価な商品を使っていたので、

肌は、割と綺麗な方ではあったが、、、

ただ、そうは言っても、この歳になると、水分飛びまくりのカッサカサ!

無惨な、お顔のお肌。

エラスチン、ヒアルロン酸、セラミド、、、

有効成分のユの字もないくらいにぶっ飛んでしまった、言わば、野生の肌、、、

だけに、

効果が、、、はっっっきりとっ!

あった!

と、言う側面も、もちろん、あるとは想ったが、、、

それにしたってぇぇぇー!

こんなにぃぃー、変わるもの、、、!!?


そこから、僕の快進撃が始まりました。

その他の会社の、化粧水や美容液や保湿クリームなど、、、

口コミなどを、くまなく、隅から隅まで、調べ上げ、、、

毛穴専用の美容液やら、美白専用のローションから、天然素材の保湿オイルまで、

起きてる時間は、365日稼働で、手の空く時間は、調べに調べて、研究と探究の日々。

もちろん、実践と実験を、自らの体に施していきました。

もちろん、化粧水などの美容アイテムだけに他ならず、

ツボ、リンパ、マッサージ、体操、サプリ、食生活、睡眠、デトックス、などなどなどなど、、、

アンチエイジングと名のつくものには、逐一、詳細まで調べ上げて、やっぱり、自らのお顔と肉体に、実践を重ね上げて、、、実験と検証を、施し続けていきました。

なんせ、こう言っては、”あれ”ですが、

僕には、”命”が、懸かっていたも同然でした。

若返る事が、もしも、できなければ、、、

やはり、命を断つしかない、、、

そんな自分に、逆戻り、、、

だから、嫌でも、動いてました、、、


でも、、、でも、、、です。

成功できれば、再び、輝きを取り戻して、、、

今度は、二度と、僕の愛した婚約者のような想いは、、、

ぜっっったいに!絶対!させない!

夢にまで見た、素敵な愛情溢れるビューティフル結婚!

そして、ラブラブな結婚生活!

んなんとぉ、してでもぉ、手に入れるぅー!

気合い250%で、突き進み、生活のすべてを注ぎ込みました。

が、しかし、、、

ネット上に溢れる情報は、しらみつぶしに調べ上げてやり尽くしました。

が、、、確かにっ!

効果が、出た!と、想います。

効果的だったと、想ってます。

が、しかし、、、

ある日、自分の顔を、鏡でマジマジ見ると、、、

確かに、若くなった。それは、間違いない。

効果的だったし、中には、恐ろしいくらいに効果が実際に出る、商品や手法があったのも事実、、、

でも、、、

若くは、なったにはなったけど、、、

若く見える40歳って、、、感じ、、、

だ、、、

婚活で、しっかり成果を出していくためには、、、

若く見える40歳、、、ではなく、、、

実年齢40歳なら、、、30歳くらいに見える40歳、、、に、なりたいし、、、

実年齢35歳なら、、、25歳くらいに見える35歳、、、、に、ならないと、、、

はっきり言って、意味がない、、、

意味を成さない!


僕は、正直、そう感じました。

そして、今度は、そこに目標を改めて、

やはり、250%のパワーで、再度、突き進みました。

しかし、、、

結果は、無惨でした。

何事も、やりすぎると良くないとはこの事で、

これ以上の効果を出そうとすると、やり過ぎ、、

、いわゆる、、、逆効果に、どれもなる、、!

逆に言うと、ネット上に溢れる商品や手法をやり尽くしても、、、

若く見える40歳になる事はできても、、、

30歳くらいに見える40歳、、、に、なる事は、できない。

無理だ、、、

そう、分かりました。

ついに、終わったか、、、

やっぱり、、、無理だ、、、

所詮は、こんなもの、、、

良く頑張ったな。俺。

最期の最期まで。

でも、無理なものは無理だ、、、

やっぱり、これ以上は、生きる事はできなさそうだ、、、

実年齢40歳なら、、、30歳くらいに見える40歳、、、に、なりたいし、、、

実年齢35歳なら、、、25歳くらいに見える35歳、、、、に、ならないと、、、意味がない、、、

と、想った瞬間、、、ついに、ひらめきました。

え?、、、

え、、、?

え、、、?

今、俺、なんて言った?

実年齢40歳なら、、、30歳くらいに見える40歳、、、

実年齢35歳なら、、、25歳くらいに見える35歳、、、

に、なる事は、、、やっぱり、、、できない、、、?

いや、待てよ!

もしかして、、、

僕の頭の中に、ひとつの仮定、、、と言うか、、、

構想が、浮かびました。

どうせ、、、、どのみち、、、死ぬなら、、、

最期まで、やりきってみよう!


しばらく、脳裏にひらめいたその構想をやり続けた僕は、、、

自らの構想が正しかった事を、その後、確信しました。

明らかに、僕の独自手法、、、を、取り入れてから、効果は愕然と上がりました。

結果、、、事実、、、

その後、以前の婚活の勢いを取り戻した僕は、、、

いくつかのラブストーリーを経た後、、、

今、見事に、素敵な奥さんと結婚をして、夢にまで見た素敵な結婚生活を送っています。

僕は、まだ、生きています。

そうして、、、今、現在、、、

最近、見た目が老けてきた、、、

顔が年相応、、、

もっと、見た目を若くしたい、、、

シンプルに、若くなりたい、、、

結婚したい、、、

恋人が欲しい、、、

などなど、、、

過去の僕のように、見た目の”加齢”や、”老い”で、悩んでいる方々に向け、、、

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南条 カツミ


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